渡辺知哉
設計事務所・大手ハウスメーカー・不動産ベンチャーを渡り歩き、ランディックスにジョイン。 設計事務所時代は戸建住宅をメインに設計しつつ、その他はビル・マンション・オフィス・ショップ等広く設計業務を担当。 ハウスメーカーでは営業・設計・IC業務を兼務。ベンチャーではリノベーションのワンストップサービス業務を担当。営業・設計の両面からサポートします。
この記事の監修者
渡辺知哉
設計事務所・大手ハウスメーカー・不動産ベンチャーを渡り歩き、ランディックスにジョイン。 設計事務所時代は戸建住宅をメインに設計しつつ、その他はビル・マンション・オフィス・ショップ等広く設計業務を担当。 ハウスメーカーでは営業・設計・IC業務を兼務。ベンチャーではリノベーションのワンストップサービス業務を担当。営業・設計の両面からサポートします。
これから二世帯住宅を建てる時、ご自身の理想とする家、できれば理想以上の家を建てたいと思う方が多いでしょう。そこで重要になるのが家づくりのパートナーともいうべきハウスメーカー選びです。本記事では、ハウスメーカーを選ぶポイントや二世帯住宅を建てる時に知っておくべきこと、おすすめ13選を紹介します。
二世帯住宅を建てる際には、ご自身に合うハウスメーカーを選びたいものです。ハウスメーカーとは、全国規模で展開する大手の住宅会社を指します。安心して任せるにはいくつかのポイントがあり、特に重要になるのは以下の2点です。
ハウスメーカーを選ぶ上で、家づくりの要望を極力多く当ててみることが重要なポイントの1つになります。例えば、価格を抑えたい、1年中快適に過ごしたい、デザイン性を重視したいといった、ご自身の思いとマッチする会社を候補にあげるのがハウスメーカー選びの近道です。
要望の目安としては、以下の点を検討しておきましょう。
・坪数・間取り(部屋数、広さ)
・工法や性能 ・内装や外観のデザイン ・設備 |
ハウスメーカーでは、それぞれ住宅の価格(1坪あたりの建築費)が決まっています。低価格で品質の低い二世帯住宅を提案する会社が、最善のハウスメーカーとは限りません。基本的には価格が予算内に収まり、設備は高品質なものを提供してくれるハウスメーカーを選びましょう。
要望を伝える際の参考として、以下の3点について、事前に検討しておきましょう。
住宅の工法には、木造(在来工法やツーバイフォー)をはじめとして、鉄骨、鉄筋コンクリートなどの鉄骨造があります。ハウスメーカーの強みにしている工法が異なるので、どのような材料や工法を採用しているのかについて確認してみましょう。
木造鉄骨造に比べコストが安い
高性能住宅を作りやすい 防火地域の制限がかかる | ツーバイフォー | 木製パネルで、壁や床などの面を組み立てたもの耐震性や耐火性に優れる
高気密の住宅が作りやすい |
在来工法 | 柱や梁で構成されたもの間取りの自由度が高い
高断熱の住宅が作りやすい | |
鉄骨造コストが高い
防火地域に強い | 鉄骨 | 重量もしくは軽量鉄骨の柱と梁で構成されたものユニット工法で工期が短い
間取りの自由度が高い 広い空間に適している |
鉄筋コンクリート | 鉄筋とコンクリートが一体となった構造耐久性、耐震性、耐火性、防音性に優れている |
二世帯住宅は、部屋数に関して、親世帯よりも子世帯の方が多い傾向にあります。1階に親世帯・2階に子世帯が住むと仮定した場合、建物が1階よりも2階の方が大きくなる点に注意が必要です。構造体がしっかりしていないと、耐震性が弱くなってしまいます。さらに光熱費のコストダウンには断熱性も見逃せません。高い断熱性を持つ住宅の方が快適に生活できます。
長期保証をつけているハウスメーカーを選ぶと間違いがありません。長期保証があるということは、品質の良い住宅である(施工精度が高い)という証です。また、アフターメンテナンスですが、何年先まで点検してくれるのか、問題が発生した時にすぐに対応してくれるのか、アフターフォローを大事にしている会社を選ぶようにしましょう。
ハウスメーカー選びには、過去の施工事例について確認することも重要です。どのような住宅づくりをしているのか、ご自身のニーズに合っているのかを知ることができます。
暮らしやすさを実感するという意味では、住宅展示場に出向くのも1つの方法です。しかし、多数のハウスメーカーを住宅展示場で比較するのは、情報が多過ぎて分かりづらい上に、時間と労力がかかります。決して、効率的ではありません。各社のホームページで確認するか、もしくは資料請求しても良いでしょう。
二世帯住宅は、共有部分の程度によって3つの間取りパターンがあります。共有部分は二世帯の距離感を左右するポイントです。それぞれにメリット・デメリットがあるので、どの間取りが理想に近いのかイメージしてみてください。
完全共有型とは、寝室以外の部屋や設備を共用とする間取りです。親世帯と子世帯が一緒に暮らすといった、昔ながらの同居のイメージになります。
完全共有型にメリットは、
設備や空間が1つずつになるので最も建築コストを抑えられる世帯間の交流がしやすくなる
将来、1世帯になっても現状のまま使える |
一方で、完全共有型のデメリットは、
プライバシーの確保がしづらい水道光熱費を分担しにくい
生活音の配慮が必要になる |
世帯間で協力し合い、なおかつ建築コストを大きく抑えたいという方におすすめの間取りです。
一部共有型とは、玄関やキッチン、浴室などの一部を共用としながら、親世帯・子世帯の生活範囲を分ける間取りです。世帯間で価値観も異なるので、どこまで共用し、何を分離させるのかを、しっかりすり合わせておくと良いでしょう。
一部共有型のメリットは、
共用する設備のコストをカットできるお互いのプライバシーに配慮した生活が送れる |
一部共有型のデメリットは、
どの部分を共用するかによってコストに開きが出る共用する空間や設備について使用するルールが必要になる |
完全共有型と完全分離型の中間の位置づけになり、程よい距離感をキープしつつ、建築コストを抑えたいという方におすすめの間取りです。
完全分離型とは、親世帯と子世帯を玄関から全てを別々になる間取りです。マンションのお隣同士といったイメージになります。同居しているにもかかわらず、プライバシー性が高いことが特徴です。
完全分離型のメリットは、
プライバシーの確保ができる将来的に、賃貸に貸し出せる |
完全分離型のデメリットは、
建築コストが高額になりがち建築コストを抑えようとすると面積が狭くなる
世帯間の交流が希薄になる |
近くに住みたいけれど、プライバシーを大切にしたい、将来的なライフステージの変化にも対応したいと考える方におすすめの間取りです。
二世帯の要望を叶える間取りを考えるなら、実際にいくつかの間取りプランを入手してみましょう。ご自身の好みに加えて、多様なテイストの間取りが見られるので、二世帯住宅を建てるときのアイデアが広がります。
二世帯住宅を建てる際におすすめしたいハウスメーカーは、以下の13社です。気になるハウスメーカーがあれば、ぜひ確認してみてください。
ハウスメーカー | 商品名 | |
1 | へーベルハウス | 【二世帯住宅 都市の実家】 |
2 | 積水ハウス | 【多世帯の暮らしカゾク・ト・カゾク】 |
3 | 三井ホーム | 【iii(トロワ)】 |
4 | セキスイハイム | 【隣居スタイル】 |
5 | ヤマト住建 | 【二世帯住宅 ー絆ー】 |
6 | 一条工務店 | 【i-smart(アイ・スマート)】 |
7 | パナソニックホーム | 【二世帯で暮らす家つどいえ】 |
8 | ミサワホーム | 【CENTURY Primore3】 |
9 | 住友不動産 | 【Wing】 |
10 | クレバリーホーム | 【Harmonie(ハモニエ)】 |
11 | トヨタホーム | 【シンセ・ニコリズム】 |
12 | ダイワハウス | 【xevoΣ(ジーヴォシグマ)】 |
13 | ユニバーサルホーム | 【ウィズ・ハート】 |
引用元:へーベルハウス
へーベルハウスは、二世帯住宅に関する研究実績が40年以上のハイブランドハイブランドメーカーです。二世帯住宅としておすすめプランの「都市の実家」は、イマドキ親子のための「実家力」をコンセプトにしています。実家力とは、実家を通して家族と地域といったイマドキ世代の親が築いてきた「周りとつながる力」のことです。
注目すべきポイントは、1階が親世帯・2階が子世帯の「2階建てプラン」と都市の限られた土地にも対応できる「3階建てプラン」がある点です。庭やフラットデッキが連続し、玄関やリビングからの動線が工夫されています。
都市部では土地が狭いことも多く、要望通りの間取りが実現できないということも少なくありません。限られた土地で二世帯住宅を検討している方にもおすすめです。
引用元:積水ハウス
積水ハウスは1960年に設立し、累積建築戸数は240万戸を超える実績を持つハウスメーカーです。「多世帯の暮らしカゾク・ト・カゾク」は、親世帯・子世帯の他に、兄弟姉妹や祖父母も一緒に暮らせるというのがコンセプトとしています。
多世帯の実例を参考にしながら暮らしのイメー ジを膨らませ、オリジナルiPadアプリを活用し、理想とする生活シーンや家族の距離感を整理して、一 人ひとりに合った住まい方を導き出します。そのため、子世帯にシャワーブース、ベビーカーや車椅子が収納できる大容量の玄関収納といった個別設計も可能です。
理想とする暮らしのシーンと空間の共有度に応じたプランなので、大家族の世帯でにぎやかな暮らしを要望する方にもおすすめできます。
引用元:三井ホーム
三井ホームは、1974年に創業し、住宅デザインの種類が豊富なことに定評があるハウスメーカーです。トロワは、「Share」することで生まれる暮らしやすさと「Connecting」することで生まれる楽しさで3世代ハッピィな暮らしがコンセプトの二世帯住宅です。
外観は、クラシックとモダンが融合する美しさが際立ちます。 2つの玄関をつなぐ共用空間やリビングとは別にコミュニケーションルームを設計するなど、二世帯の交流を大切にしたプランです。初期費用を抑えた太陽光や蓄電池などのスマート設備や、家族の健康を保つ全館空調を搭載しています。理想の二世帯住宅にこだわりを持つ方にもおすすめです。
引用元:セキスイハイム
セキスイハイムは積水化学グループの住宅ブランドで、1971年からユニット住宅を販売しているハウスメーカーです。新しい二世帯の形として提案した「隣居スタイル」は、各世帯の自由な暮らしをコンセプトにしています。同居の安心感と近居の距離感のイイとこ取りといったイメージです。
また、間取りは「完全分離」「隣居スタイル」「一部共有」「完全共有」があり、家庭事情や理想に合わせて幅広い提案をしています。震度7クラスの震災が来ても家族みんなをしっかり守れる耐震性や快適性を備え、住宅の性能を重視したい方にもおすすめです。
引用元: ヤマト住建
ヤマト住建は、1987年に設立し、兵庫県を基盤にゼロエネルギー住宅や高機密・高断熱の家など幅広い商品を提供するハウスメーカーです。
二世帯住宅としておすすめなのが「二世帯住宅ー絆ー」です。「安らぎも絆も大切にしながら、お互いの生活を楽しむ暮らし」をコンセプトに、共用する部分ごとに5つのプランを提供しています。玄関のみを共用とするタイプでは、外張断熱仕様(建築面積24.04坪/延床面積46.58坪)で本体参考価格3,006万円で提供しています。
ヤマト住建は「日本の住宅を世界基準に」することを使命に取り組んでいるハウスメーカーだからこそ、コストパフォーマンスの高い二世帯住宅を提供できるといえるでしょう。
引用元:一条工務店
一条工務店は、2020年12月にギネス世界記録トリプルを達成したハウスメーカーです。対象となったのは、「最新年間で最も売れている注文住宅会社」、「最新年間で最も多くの太陽光搭載住宅を建てた会社」、「最大の工業化住宅工場」(対象年:2019年)の3項目です。
二世帯住宅としておすすめの「アイ・スマート」は、単世帯から二世帯、多世帯での建築が可能で、デザイン性と機能性の両立にこだわっています。さらに、キッチンなどの設備から窓や断熱材に至るまで、自社グループで開発・生産していることから、ハイグレードながらコストダウンが可能です。
一条工務店の住宅展示場は、モデルハウス仕様ではなく、キッチンや収納などの設備、窓や断熱材に至るまで、全て標準仕様なので、二世帯住宅の暮らしそのものを体感できます。興味のある方は、一度出向いてみてはいかがでしょうか。
引用元:ミサワホーム
ミサワホームは、高さ1.4メートルの大収納空間で人気の「蔵のある家」を手掛けているハウスメーカーです。「時代と同居する、多様×普遍の3階建豪邸宅」がコンセプトで、ライフスタイルに合わせた柔軟性の高い間取りとなっています。
他社に比べて、二世帯住宅のバリエーションが豊富な点が魅力です。CENTURY Primore3、CENTURY Primore、GENIUS GATE、GENIUS UDなどがあります。「蔵」は、これらの住宅にも採用され、収納力を発揮することでより広いスペースを作り出しています。
独自の制震装置や断熱材を採用することで、耐震性、断熱性などに優れた家づくりとなっているため、将来にわたって安心して暮らすことができるでしょう。
引用元:パナソニックホームズ
パナソニックホームズは、1963年に設立して以来、家づくりの技術力を進化させてきたハウスメーカーです。二世帯住宅としておすすめの「つどいえ」は、二世帯住宅の間取りの3タイプをさらに細分化したプランとなっています。様々に異なる家族の形に寄り添うための「融合タイプ」「半融合タイプ」「半独立タイプ」「独立タイプ」の4種類です。
次世代省エネルギー基準をクリアする優れた断熱性能を持ち、設備は、太陽光発電システムをはじめ、パナソニック製のエコキュートやエネファームなど用意しています。省エネルギーの高性能な暮らしに加えて、ライフスタイルを重視したい方にもおすすめです。
引用元:住友不動産
住友不動産は、超高層ビルや高級マンションから商業施設を手掛け、注文住宅を提供するハウスメーカーでもあります。住友不動産の二世帯住宅は、デザイン性が高く、ハイグレードな室内設備に加え、断熱性に優れ夏は涼しく・冬は暖かい快適な暮らしが特徴です。
おすすめプランのWingは、親世帯と子世帯が集う開放的な空間と自分の時間を過ごせるスペースとして、ママ・パパそれぞれの専用コーナーを提案しています。限られたスペースの有効活用として、大型小屋根裏収納や世帯ごとのエントランス収納を取り入れています。
平屋から2階建て、3階建てまで、ライフステージの変化も見据えた二世帯住宅が用意されているので、孫の世代まで長く受け継がれていくでしょう。
引用元:クレバリーホーム
クレバリーホームは、新築住宅や建て替え、注文住宅を自由設計するハウスメーカーです。「ひとつ屋根の下に、それぞれの「いいね」が共鳴する」をコンセプトとした、新しい多世帯住宅の形を提案しています。
おすすめプランのハモニエは、「小路(こうじ)」という共有空間により、親世帯と子世帯の生活スペースを仕切ります。それだけではなく、共通の通路とし、自然とコミュニケーションが生まれるという利点もあります。「小路」という空間が、つかず離れずの心地よい暮らしを育むのです。
家は建ててからでないと、その住み心地は分からないものです。クレバリーホームなら、体験宿泊を開催しているので、使い勝手をチェックしたり、のんびりくつろいだりと、一足先に体感できます。
引用元:トヨタホーム
トヨタホームは、トヨタ自動車の住宅部門であり、新築一戸建てや注文住宅、分譲住宅などを手掛けるハウスメーカーです。トヨタホームは、2020年1月からパナソニックホームズ、ミサワホームと統合され3社合同のプライムライフテクノロジーズとなっています。
おすすめするシンセ・ニコリズムは、シンセシリーズの二世帯住宅プランのことです。シンセシリーズとは、柱と梁を一体化させ、高層ビルに使われる鉄骨ラーメン構造を採用した耐震性に優れた様々な住宅プランを指します。
シンセ・ニコリズムの特徴は、家族構成や暮らし方により4タイプのプランが用意されている点です。全部共用タイプ、部分共用タイプ、独立タイプと隣接した土地に家を建てる建物分離タイプがあります。二世帯住宅では、家族とはいえ、床面積が許す限り、生活スペースを分けて暮らすのが理想です。そうすることで、家族が共有する時間や場所を一層楽しめるでしょう。
引用元:ダイワハウス
ダイワハウスは、独自の技術を駆使し、社会のニーズに合わせた住宅を提供するハウスメーカーです。創業当時はパイプハウスに始まり、プレハブ住宅、木造住宅、鉄骨住宅と研究開発を進めています。
おすすめの二世帯住宅は、「二世帯の暮らしを、もっと豊かに、もっと多彩に」をコンセプトとする「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」です。二世帯住宅の3タイプと片道30以内で暮らす近居と同じ敷地内の2棟目に建てる隣居のプランを提供しています。
「xevoΣ」の特徴は、①天井高2メートル72センチの高さがもたらす空間の広がり、②その広がりを可能とする耐震技術、③省エネや快適さを守る外張り断熱の3つです。開放感のある快適な暮らしを満喫できるでしょう。
引用元:ユニバーサルホーム
ユニバーサルホームは、独自の仕入れや販売システムを構築し、徹底した効率化により圧倒的なコストパフォーマンスを実現するハウスメーカーです。
おすすめの二世帯住宅「ウィズ・ハート」は、「心地よく支え合う二世帯の家」をコンセプトとするプランです。総2階の建物で、間取りは、玄関のみを共用し、1階と2階で世帯を分けています。共用部分が少ないので、プライバシーの確保がしやすいでしょう。また、耐震性、断熱性・気密性、吸音性に優れている点も嬉しいポイントです。
できるだけ予算を抑えつつ、高品質の二世帯住宅を検討している方にもおすすめできます。
本記事では、ハウスメーカーを選ぶポイントや二世帯住宅を建てる時に知っておくべきこと、おすすめ13選を紹介しました。二世帯住宅は、親世帯と子世帯がそれぞれに理想とする暮らしを実現するために建てる住まいです。双方の要望をできるだけ多く伝え、共感してもらえるハウスメーカーを選びましょう。ただ、将来のライフステージの変化まで見据えてプランを検討することは簡単ではありません。これから二世帯住宅を建てようと考えている方は、sumuzu(スムーズ)の間取りを活用し、二世帯で楽しく話し合いを進めてみてください。
監修者からのコメント
渡辺知哉
二世帯住宅を建てるということは、将来的に考えると親世帯が居なくなる、もしくは 何らかの要因で子世帯が居なくなるなど、先々のことまでを想定しておく必要があります。その上で、将来的に空いた空間を賃貸に出すのかもしくは短期間だけ住んで、その後は解体して売却するのか、将来的なビジョンも考慮した上で検討することをお薦め致します。
間取りに関しては、家族と言えども生活の時間帯が違うので遮音性能をグレードアップしたり、二階リビングの下に親世帯の寝室を設置しないなどの配慮が必要です。間取りは、設計者がきちんと考えた上でお客様に提案をしていくべきものではありますが設計者がお客様のご要望だけを全て聞いてしまうだけの御用聞きでは良い家づくりは出来ません。
この記事では、おすすめしたいハウスメーカーについて書いてきましたが、お客様にとって最善な間取りなのか、最善なハウスメーカーなのかということにおいては、ハウスメーカーや設計者と入念な打ち合わせを積み重ねた上で最終決定をして頂けたらと思います。是非、素敵な家づくりをして頂けたらと思います。
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