理想の家への飽くなき追求がモットー。住友林業のモデルハウス見学

自由度が高い注文住宅を購入する際には、さまざまな角度からの情報収集が非常に重要です。具体的なイメージが湧かないという人も、モデルルームに一度行ってみると、理想の住宅に会えるかもしれません。

今回は、住友林業株式会社の住宅事業本部  城南支店の営業担当者である三浦寛人さんにお話を伺いました。モデルルームを案内していただいたときの様子と合わせて、ご紹介します（編集部）。

独自の構法と質の高い設計が魅力

ーーCMでもおなじみの住友林業ですが、家づくりにおいて特に大切にしているところを教えてください。

三浦さん：住友林業が何よりも大切にしているのは、「お客様最優先」という考え方です。

私達の仕事は、住宅という大きな買い物をするお客様の夢を叶えて差し上げることだと考えています。外観から内装、エクステリアに至るまで、お客様が納得できるものとなるように、設備や素材のカスタムオーダーが可能なフルオーダースタイルを取っています。

他のハウスメーカー様とは構造や家の作り方が違い、現場や設計士、営業担当者がチームとなって質の高いプランを提案しているのも特徴です。

ーー具体的にどの部分が他社と異なるのでしょうか？

三浦さん：最も大きな違いは、ビッグフレーム構法（BF）と呼ばれる構造にありますね。

この構法では、通常105mm角であることが多い柱に対して、幅560mmのビッグコラム（大断面集成柱）を主要構造材として使用しています。

それによって優れた耐震性を確保しつつ、柱や壁を最小限に抑えた、開放感あふれる住まいを実現可能です。

大きな窓や広々としたリビングを設えたい人にはぴったりです。

ーー最近は全館空調が入った住宅が人気のようですが、御社では取り入れていますか？

三浦さん：はい、全館空調システムとしては、アズビル株式会社と共同開発した「エアドリームハイブリッド」をご提案しています。

他社の全館空調と異なるポイントは、全館空調の基本機能だけではなく、「外気冷房」も備えているところ。

外の空気が心地良い時には、自然の空気を室内に運び込むことができるのです。

風の抜けやご近所の目線、騒音を考慮してつくられているので、窓を開けても快適に過ごせますよ。

全館ではなく、特定の居室だけを暖めることもできます。

ーー他にも住友林業ならではの見どころがありましたら教えてください。

三浦さん：弊社独自の構造を採用することで、コーナーに窓サッシを取り付けることができるのです。

外からの目線をシャットアウトしつつ、景色を切り取って絵にしたかのような眺めをお楽しみいただけます。

あと、弊社の設計士はすごく優秀で、描く線がキレイなのですね。

床材や天井材を中と外で同じにして高さをなくすことで、線がキレイにつながって広く見えるようになっています。

トレンドの家づくりもおまかせ

ーー近年の住宅における人気の間取りやトレンドはどのようなものですか。

三浦さん：住友林業に限って言えば、広いリビングなどの大空間を実現した間取りが人気ですね。

木造住宅ならではのメリットですが、弊社は1ミリ単位で設計して、欲しいところに希望の造作を設えることができるのです。

コロナ禍の外出自粛をきっかけに、エントランスクロークやウォークインクローゼット、ファミリークローゼットなど、収納関係を充実させたい方が増えていますが、そういったご希望も叶えられるかと思います。

その他のトレンドとしては、花粉症患者の増加やガス衣類乾燥機の乾太くんの普及で、洗濯物を外干しする人が減って、バルコニーのニーズも減少していますね。

それよりもプライバシーを気にして壁を高くし、外からは何も見られないようにしたいという人が増えている印象です。

ーーそのような方にとって、外からの視線を遮ることができる御社の設計はニーズが高いかもしれませんね。それではここからはモデルハウスのご案内をお願いしたいのですが、その前にこれからモデルハウスの見学をする人に向けて、見学のポイントをお伺いしたいです。

三浦さん：展示場のモデルハウスは、各メーカーが自信を持って提案しているものです。

それがご自身の希望と合わなければ、そのメーカーとは相性が合わない可能性が高いと考えます。

「良いものを長く使いたいから、少し値が張っても安心安全な家を」という価値観を大切にして見学し、家づくりの夢を広げていただきたいですね。

それではまず1階からご案内します。

快適さを追求したモデルハウス

ーーやはり大きな窓が印象的ですね。

三浦さん：はい、住友林業では窓の位置も徹底的に考えています。

設計士も現場にお伺いして、隣の家の窓の高さなどを測量し、日当たりを計算して設計しているのです。

営業から設計士までがひとつのチームとなって動いているからこそできる、大きな強みと言えます。

ーー1階がパブリックスペースで、2階にはワークスペースがあるのですね。

三浦さん：はい、その通りです。

このようにトレーニングアイテムも置いていて、バルコニーに出られるようになっています。

ーーこちらがお風呂とシャワーですね。

三浦さん：はい、浴室の床材にしても非常に多くの種類があり、ここで採用しているタイル以外にもさまざまな素材のなかからお選びいただけます。

ーーメインのLDKですね。

三浦さん：はい、リビングはとても広くて、暖炉にあたってゆっくりすることもできるのです。

カーテンレールが見えないように工夫しているので、余計に広く感じられるかもしれません。

ちなみに3階は天井を低くつくっているので、圧迫感がなく広く見えるようになっています。

これも設計士による工夫です。

ーーこちらのスペースは？

三浦さん：落ち着いて作業に取り掛かれるヌックを設けています。応接間にもできます。

ーー最後は寝室ですね。

三浦さん：間接照明を希望される方も多いのです。

弊社では日照シミュレーションをして、何月何日何時にはこのくらいの明るさになるとお伝えし、それに合った照明をご提案しています。

日の光の入り方によって違う印象になるのが、間接照明の奥深さですね。

30年間ノーメンテナンスで住める、安心安全の家づくり

ーーご案内ありがとうございました。こだわりの家だけあって、価格も相当なものとお察しします。やはり御社のお客様の年齢層は高めでしょうか？

三浦さん：いいえ、決してそのようなことはなく、20代から高齢の方まで、幅広い方からお声掛けいただいています。

弊社は床材ひとつとっても種類が豊富で、オーダーメイドの家づくりを提案できるため、どなた様でもご希望の住宅を実現できます。

確かに購入費用は同業他社に比べると高めですが、「住み始めてからお金がかからない家」を提案しているところが住友林業の魅力のひとつなのです。

通常は10年に一度、200～300万円のメンテナンス費用が発生してくるものですが、弊社では30年間のノーメンテナンスを謳っています。

ーーそれはすごいですね。どのような保証を行っているのでしょうか。

三浦さん：まずは構造躯体と防水の保証をしていて、10年に一度はシロアリ駆除の薬剤を入れております。

住宅設備につきましては、通常の保証期間は2年前後ですが、弊社は10年間の保証付きです。

壊れやすいものも保証対象ですので、ご安心ください。

アフターサービスとしては、24時間365日受付可能な相談窓口を設けています。

ーー良い家づくりをするために心がけている点や、トラブル防止への取り組みがあれば教えていただきたいです。

三浦さん：まず、お客様には理想の家のイメージをすべてお話いただきたいのです。

実現不可能なことでも構いません。

お金のことを念頭に置いて打ち合わせを進めると、後悔が残るものです。

住友林業では最初に打ち合わせ費用を5万円いただいてから、設計士とともにヒアリングを行います。

このときにはかなり細かい内容までを話し合い、家づくりの優先順位を決めていっています。細部まで確認するのがトラブル防止のコツです。

話が長くなっても、方向性がわからなくなることはありません。

基本的にはすべてのご要望に応えられるようにして、どうしても難しいものには代替案を提示いたします。

さらに弊社では立体感が伝わるように3Dで間取りを提案して、イメージを共有するようにしています。

ーー家づくりの心強いパートナーになっていただけるのですね。それでは最後に注文住宅の購入を検討しているお客様へのメッセージをお願いいたします。

三浦さん：住宅展示場にいらっしゃるお客様は、最初緊張しているものです。

いざというときに、聞きたいことがわからないということがないように、あらかじめ質問内容や希望の家のイメージを考えておいていただくと、お互いにとって有意義な時間になると考えています。

家づくりには夢を持って、ぜひ起こしください。

そしてそのワクワクした気持ちを存分にぶつけてください。お客様の家づくりの夢を叶えるのが私達の仕事です。

営業担当者に警戒心を持たれる方もいらっしゃいますが、ギクシャクした雰囲気ではまとまる話もまとまらないものです。

私達はたくさんのプランを用意していますので、ぜひご覧になっていただき、一緒に夢を叶えていきましょう。

取材は2024年1月29日、駒沢公園ハウジングギャラリーにて