渡辺知哉
設計事務所・大手ハウスメーカー・不動産ベンチャーを渡り歩き、ランディックスにジョイン。 設計事務所時代は戸建住宅をメインに設計しつつ、その他はビル・マンション・オフィス・ショップ等広く設計業務を担当。 ハウスメーカーでは営業・設計・IC業務を兼務。ベンチャーではリノベーションのワンストップサービス業務を担当。営業・設計の両面からサポートします。
この記事の監修者
渡辺知哉
設計事務所・大手ハウスメーカー・不動産ベンチャーを渡り歩き、ランディックスにジョイン。 設計事務所時代は戸建住宅をメインに設計しつつ、その他はビル・マンション・オフィス・ショップ等広く設計業務を担当。 ハウスメーカーでは営業・設計・IC業務を兼務。ベンチャーではリノベーションのワンストップサービス業務を担当。営業・設計の両面からサポートします。
注文住宅を建てる際には、後悔のないようにしたいと考える方が多いでしょう。慎重に検討したとしても、ある程度住み始めて失敗に気づくケースがほとんどです。そのため、これまでに注文住宅を建てた人の失敗例を把握することが大切になります。
この記事では、注文住宅で後悔しがちなポイント7つのポイントのほか、失敗しないために事前にできる対策を解説します。入居後の満足度が変わってきますから、ぜひ参考にしてください。
注文住宅で後悔しがちなポイントは、主に以下の7つです。
使用目的にあった部屋の広さに関する後悔が多く聞かれます。
【後悔例】
部屋の広さに関する後悔は、狭いだけでなく広すぎても住みやすさに影響を与えます。家具の配置や家族構成を踏まえて検討すると失敗が少ないでしょう。
コンセントの数や配置は、図面だけでは分かりにくいため、後悔しやすいポイントのひとつです。
【後悔例】
三路スイッチとは、2カ所から1つの照明を操作できるスイッチです。LDKから各部屋に行く間取りのほか、入り口が2つある部屋、ウォークスルークローゼットに設置してあると、非常に便利になります。
コンセント不足や配置は、建ててから改修するのは大変です。新しい暮らしにあった配線計画が大切になります。
窓の位置や大きさが適切でないために、期待通りの日当たりや風通しが得られないと後悔するケースがあります。
【後悔例】
日当たりや風通しの問題を改善するには、照明やエアコン、サーキュレーターを利用する機会が頻繁になります。そのため、光熱費が予想よりも高くなってしまうでしょう。
設計段階から、風の通りやすい窓の位置と大きさを検討し、十分な日当たりが期待できない場合には吹き抜けや高窓を検討してください。
家事動線は、料理や掃除、洗濯をおこなう際に移動する経路であり、実際に生活してみないと気づきにくい部分です。
【後悔例】
家事動線がシンプルになると、移動距離を短縮できるため家事効率が良くなります。限られたスペースを最大限活用しながら、家事動線を確保し、暮らしやすい家を実現させましょう。
間取りや部屋の大きさを十分に検討したものの、収納スペースの少なさに不満を抱くケースも少なくありません。
【後悔例】
注文住宅では、玄関やキッチンなど生活する場所ごとに、奥行きも意識した収納スペースの確保が大切です。
また、収納場所によっては使いにくくなり、次第に使わなくなるケースもあるので注意しましょう。
快適な暮らしを実現する上で、冷暖房効率は重要な要素です。冷暖房効率が悪いと、夏は暑く・冬は寒いため、快適に過ごすのが難しくなります。
【後悔例】
家全体の室温が快適になるような、冷暖房計画を立てましょう。さらに、機密性と換気、断熱性を高い家づくりをしてくれる建築会社に依頼し、間取りと合わせて検討するのがベストといえます。
予算内で理想を叶えたいと考えていても、想定を超えてしまったという声もよく聞かれます。
【後悔例】
一生に一度の家づくりを、予算の都合で諦めなければいけないとしたら後悔しきれません。間取りやデザインなど、全てのこだわりを実現すると、満足のいく家づくりはできますが、新しい暮らしを圧迫する可能性があります。要望と資金計画の兼ね合いを検討しましょう。
注文住宅は土地探しが重要になるため、立地に懸念点があると、家づくりも後悔してしまう可能性が高くなります。
【後悔例】
立地条件として、何を優先すべきかを把握した上で、土地選びを進めていきましょう。基本的に、時間帯や天候に応じて現地を確認してみることが重要です。土地選びからサポートしてくれる相談窓口があるので、家づくりを検討した段階から利用するもの良いでしょう。
注文住宅で失敗しないためには、外観のデザインから建物の内部、実際の費用までのシミュレーションが大事になります。
間取りやデザインの自由度が高いからこそ、事前にシミュレーションでイメージとの大きなズレを解消しておけば、後悔するリスクを軽減できるでしょう。
さまざまなシミュレーションを自分でおこなうのは容易ではありません。外観や内観のシミュレーションは、建築のプロである一級建築士にお願いしましょう。建物は平面図だけでは分かりにくいので、3Dパースも合わせて依頼すると理解が深まります。費用面は、不動産取引や住宅ローンに詳しいフィナンシャルプランナーに依頼しましょう。
注文住宅で失敗しないために事前にできる対策は、以下の通りです。
実際の暮らしをイメージして、間取りや設備のグレード、デザインのこだわりたいポイントを家族で話し合いながら決定しましょう。
そうすることで、キッチンと水回りの距離感、収納スペースの設置場所と量、各部屋の配置などの具体的な要望が見えてきます。
将来、家族構成が変わる可能性やライフスタイルの変化までを視野に入れておくと失敗が少なくなります。それぞれの考え方を、以下で確認しましょう。
将来的に家族構成が変わる可能性をしましょう。
現時点で必要な部分でプランを立てると、住みにくくなる可能性があるからです。
例えば、子どもが増えて家族構成が変わると、部屋数が不足する問題が起こりやすくなります。対応できるよう、部屋を確保しておいたほうが安心です。
将来の暮らしを見据えて、間取りを考えていきましょう。子どもがいる家庭は、成長とともにライフスタイルは変わっていくため、1部屋を2つに区切るといった間取りを考えるのが望ましいといえます。
子どもから大人まで快適な暮らしを実現するには、必要な玄関の広さや家事動線、収納スペースなどに配慮することが大切です。
無理のない資金計画は、注文住宅を失敗させない重要なポイントのひとつです。家の完成はゴールではなく、今後の生活のスタートなり、ローンの返済が大変になる状況では、快適な暮らしとはいえないからです。
資金計画は、以下のように進めます。
資金計画を建てる際は、ファイナンシャルプランナーや建築会社への相談がおすすめです。
注文住宅で失敗しないためには、理想を実現できる建築会社に依頼することが最重要ポイントといっても過言ではありません。
家族が理想とする家づくりができるのか事前に確認をしておきましょう。
実際に営業マンと話す機会があれば、素材や性能、デザインを確認してください。適切なアドバイスと提案力がある、施工実績の豊富な建築会社を選びましょう。
建築会社との打ち合わせは念入りにおこなう必要があります。気になる点があれば、遠慮せずに質問して不安要素を解決するようにしましょう。
双方に思い違いがあると、理想の家づくりは実現できません。実現するためにはどうしたら良いのか、専門的な意見も取り入れて、納得のいく家づくりを目指しましょう。
sumuzuは、後悔しない家づくりのために、あらゆるご提案が可能です。
また、土地探しやハウスメーカー選び、プランの相談などを同時進行でのサポートも可能です。注文住宅をご検討の方は、ぜひお気軽にお問合せください。
sumuzuは家づくり家づくりをワンストップでサポートする住宅相談窓口です。
城南エリア(世田谷区、目黒区、大田区、渋谷区、港区、品川区)をメインに土地の仲介事業を行う、東証グロース上場企業(株)LANDIXが運営しており、土地探しからハウスメーカー選びまでワンストップで注文住宅をサポートすることが可能です。
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なお、具体的な話は面談が必要ですが、対面のほかオンラインにも対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
住み始めてから後悔のないよう、実際の暮らしをイメージし、将来を視野に入れて、家づくりを進めていきましょう。
この記事で紹介した後悔例のほか、事前の対応策を参考に、ぜひ理想の家づくりを実現させてください。ただし、家づくりは立地条件に大きく左右されます。家族構成やライフスタイルからも検討しなければなりません。
sumuzuでは、専門知識が豊富な一級建築士が家づくりを全面的にサポートします。注文住宅に関する疑問や不安がある方は、お気軽にお問い合わせください。