利便性の高い住宅

 

1. 利便性の高い住宅とは

暮らしやすい家をイメージしたとき、何が思い浮かぶでしょうか。周辺環境のほかにも、間取り、設備、家電など、暮らしをより豊かにする要素はたくさんあります。今回は「便利さ」に焦点を当てて、家づくりを考えていきます。

2. 便利な設備・機能

1) IoT家電

最近では遠隔操作ができるロボット掃除機やAIを搭載したスマートスピーカーなど、IoT (Internet of Things) 家電が普及してきました。
IoTはインターネットとモノを繋げることで、モノの可能性を広げることができる仕組みです。
冷蔵庫や電子レンジに話しかければレシピの相談に乗ってくれたり、顔認証付きの防犯カメラで出先から家の様子を知れたりと、一昔前に想像していた便利な生活が実現されつつあります。

ただし、便利なIoT家電にもリスクがあります。サイバー攻撃によって家電が乗っ取られる、ウイルスが侵入するなどの危険性もあるため、パスワード設定をしっかりと行うなどセキュリティ強化が必要不可欠です。

2) ウォークインクローゼット (WIC)

クローゼットの中に歩けるスペースがあり、衣類や帽子、アクセサリーなどをまとめて収納できるため、身支度を一度に済ませることができます。また、1つの部屋として備え付けることで、乱雑になりやすい洋服類をすっきりと収納できます。失敗例として多いのは、よりたくさんの衣服をかけるスペースを作ろうとして、人の歩くスペースが狭くなってしまうパターンです。そうすると、せっかくのWICの利点が損なわれ、使いにくい物置となってしまいます。実際に使うことをイメージしながら図面を見て、自分や家族にとって使いやすいWICを備え付けましょう。

3) 人感センサーライト

人や明るさに反応し、必要なときに自動的に点灯する人感センサーライトは、経済面・防犯面に優れています。フットライトで足元を優しく照らして怪我防止に、玄関や勝手口で少し強めに照らすことで空き巣対策にもなります。

4) 手洗いカウンター

トイレのタンクに手洗い場が作られていることが多いですが、子どもたちの手が届かない、水はねが気になる、ハンドソープが設置できない...など小さな不満を抱えている方におすすめなのが、手洗いカウンターです。来客時にプライベートゾーンである洗面所に案内する必要がなくなりますし、壁に埋め込めるものを選べば狭くなることなくスペースを有効に使えます。

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3. 最後に

そのときの流行や人気に流されてしまうと、不必要な設備をつけてしまい、逆に不便になってしまうこともあります。家づくりを進める上で、自分の生活を振り返りながら必要なものを備えつけていくことで、より便利で豊かな暮らしが送れるのではないでしょうか。