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狭小住宅イメージ

「狭小住宅」を建てるコツを徹底解説! 小さな空間でも快適な生活を可能に

 

「小さな家」と聞くと、どうしても我慢が必要な生活をイメージしてしまうかもしれません。
しかし、それは大きな誤解です。「狭小住宅(きょうしょうじゅうたく)」は、知恵と工夫に満ちた快適な空間、人々が心地よく暮らせる場所なのです。一見、制約が多そうな狭小住宅だからこそ、工夫次第で、暮らしの豊かさを増幅することが可能なのです。

この記事では、狭小住宅を建てるための基本情報からメリット&デメリット、設計のコツなどを解説しています。
土地が狭くても、そこに暮らす家族全員が笑顔になるような、生活を楽しく彩るアイデア満載の家を建てることができます。
ぜひこの記事を参考にしつつ、建築のプロフェッショナルの手によって新たに創り出される、様々な可能性を秘めた狭小住宅を一緒に探っていきましょう。

目 次

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1. 狭小住宅について

都市部で建売住宅を購入しようとしたり、注文住宅を建てようとしたりすると、「狭小住宅」という言葉を良く聞くと思います。そしてその言葉の通り、「狭い家」という大雑把なイメージを持っているのではないでしょうか?
まずこの章では、この狭小住宅の基本的な情報を説明していきます。

1-1. 狭小住宅とは何か

1-1-1. 狭小住宅の定義

「狭小住宅」は一般的に、土地面積が狭い場所に建てられた住宅を指します。厳密な定義は存在しないため、その広さについては一概に言い切れませんが、多くの場合は、15坪(約50m2)以下の土地に建てられた住宅を狭小住宅と呼ぶことが多いです。

1-1-2. 狭小住宅の歴史と背景

日本の都市部やその周辺では、土地が限られていることや、土地価格の高騰が背景にあり、狭小住宅が一般的になりました。それに伴い、土地の有効活用を目指し、限られたスペースでも快適に過ごせる工夫が施された狭小住宅が増えてきています。また、生活スタイルの多様化や一人暮らしの増加に伴い、小さな住まいでも豊かに生活できる狭小住宅への需要が高まっています。

1-2. 一般的な狭小住宅の広さ

先ほど述べたように、一般的に狭小住宅の広さは、土地面積が15坪かそれ以下とされます。
言葉で15坪と聞いてもピンとこない方が多いかと思います。「坪(つぼ)」は日本独自の面積の単位で、1坪は約3.3m2です。つまり、15坪の家は平方メートル(m2)換算すると約50m2の家ということになります。
都市部での一般的な1Kタイプのアパートは約10~15m2、2DKタイプのアパートが約40~50m2なので、それと比較すると、狭小住宅の規模感や間取りのイメージができるのではないでしょうか。

1-3. 一般的な狭小住宅のスタイル

狭小住宅は、その独特の制約から、スペースを有効に使い、快適な住空間を作り出す工夫がたくさん取り入れられた設計が多く見られます。
また、太陽の日差しを上手に取り入れる工夫や、風通しを良くするためのプランも大切になってきます。これらは小さいスペースでも快適に過ごすための重要なポイントで、それらを生かした独自のスタイルがそれぞれの狭小住宅によって展開されています。

2. 狭小住宅のメリットとデメリット

この章では、狭小住宅のメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。

2-1. 狭小住宅のメリット

2-1-1. アクセスの良さ

狭小住宅や15坪以下の土地は、その価格面から都市部の駅周辺に多く存在することになります。
そのため、交通アクセスの良さが最も大きなメリットになるかと思います。
JRや私鉄の駅が徒歩圏内で、その駅周辺には商店街やスーパーなどの生活必需品が手に入るお店が近くにあると、当然、日々の生活がとても便利になります。

2-1-2. ランニングコスト

通常、土地の面積が広くなるほど価格が高くなるため、必要とする土地が狭い狭小住宅は、土地購入費用を抑えられるメリットがあります。

また、狭小住宅が、土地や建物に対して掛かる固定資産税や都市計画税の軽減対象になる場合が多いです。そのため、サイズが小さい狭小住宅は、毎年支払う税額が低くなります。
その他、屋内スペースが小さいと光熱費も低くなるなど、月単位、年単位で掛かる費用も抑えられます。

2-1-3. ライフスタイルの観点からのメリット

狭小住宅はスペースが限られているため、不要な物を持たない、シンプルな生活が送れるというメリットもあります。持ち物が少ないライフスタイルを好む方には、無駄を削ぎ落とされた狭小住宅は理想的な住まいとなるでしょう。

2-2. 狭小住宅のデメリット

2-2-1. 建築費が高くなる

狭小住宅は、限られたスペースを最大限に活用するため、間取りや採光などの設計に工夫が必要となります。
また、道も土地も狭いため、重機が入り込めず、人力での作業が多くなる場合があります。
このように設計や施工に手間がかかり、一般的な住宅に比べ建築に関わる費用が高くなることもあります。

2-2-2. 隣家との距離が近い

都市部の狭小住宅は、敷地面積が狭いため隣家との距離が近くなる傾向があります。
例えば、自宅の窓を開けたら隣家の窓が目の前に現れる、などです。
そのため、プライバシーや騒音、日当たりや通風などの観点から見ると、デメリットとなるでしょう。

2-2-3. 収納が少ない

狭小住宅はその名の通り、屋内空間が狭いため収納スペースが限られます。
ロフトや屋根裏、地下室などを設けないと、大量の荷物や大きな荷物を保管することが難しいことが多くなりがちです。

2-2-4. 階段での移動が増える

狭小住宅では、限られたスペースを有効利用するために多層構造を取ることが多く、その結果、階段で上り下りする機会が増えます。これは、身体的に負担を感じる方はもちろん、そうでない方も生活動線をよく考えて設計しないと、無駄に階段による上下階の移動が増え、暮らしづらい家になってしまいます。

3. 狭小住宅の設計における注意点

この章では、狭小住宅の設計について、具体的にどのようなことに注意すべきかについて解説します。

3-1. 失敗しないための基本的なポイント

3-1-1. 設計前の準備

設計を始める前に、まずは自分たちの生活スタイルや価値観、希望する間取りや部屋数をしっかりと整理しておくことが重要になります。狭小住宅ではスペースの余裕のある間取りを作ることが難しいため、事前に現状の暮らし方をまとめた上で、将来の方向性を決めておくことによって、どのような家づくりを目指すべきかが明確になります。

3-1-2. プロフェッショナルへの相談

間取りや収納スペースが複雑になりがちな狭小住宅では、早い段階から狭小住宅の設計や建築に詳しいプロフェッショナルに相談することも大切です。一級建築士やハウスメーカーの専門家に自分たちの希望や土地を伝え、アドバイスをもらうことで、理想的な住まいへの道筋が見えてきます。

3-2. 収納スペースの設計

3-2-1. 効率的な収納スペースの設計法

狭小住宅ではスペースが限られていますので、収納スペースは効率よく設計する必要があります。
例えば、壁一面を収納にしたり、吹抜け空間にロフトを設けて収納に利用するなど、空間を有効利用するための様々な工夫が求められます。

3-2-2. スペース確保のためのアイデア

スペースを最大限に活用するためには、壁や隙間に設置する省スペースの収納を活用することもひとつの手段です。
これにより、生活空間を圧迫することなく、必要なスペースを確保することができます。

3-3 採光と通風

3-3-1. 狭小住宅で自然光を利用する方法

狭小住宅でも、自然光を最大限に取り入れる工夫が必要です。
高窓や天窓、吹抜けなどを活用して部屋全体を明るくすることで、狭さを感じさせない開放感を演出することができます。

3-3-2. 狭小住宅で通風を良くする方法

日常生活を送る上で、家の中の風通しを良くすることも大切です。
窓の位置や大きさ、開き方を工夫して風の通り道を作ることで、自然の風が家の中を通り抜け、室内の空気を入れ替えることができます。

3-4. 生活動線の設計

家の中での移動をスムーズにするためには、動線の計画が重要となります。
例えば、一直線上に動けるようなレイアウトや、無駄な廊下をなくす工夫などが有効です。
そして、キッチンからダイニング、洗濯機から物干しスペースへの移動などの家事動線や、家族全員の日常生活における動きをスムーズにする生活動線を計画することで、快適な生活空間を実現できます。

4. 狭小住宅での生活を成功させるためのアイデア

狭小住宅で快適に生活するためのアイデアをご紹介します。

4-1. スペースの有効活用のアイデア

狭小住宅では、限られたスペースをどのように有効活用するかが鍵となります。

4-1-1. 多機能家具の活用

ベッドの下を収納にする、ソファがベッドになるといったひとつの家具が複数の役割を果たすことでスペースを節約することが可能です。

4-1-2. 壁面利用のアイデア

また、壁面を有効に利用することも重要です。共用部分の壁一面を本棚にするなど、壁面を活用することで、狭いスペースでも生活が豊かになります。

4-2. 高さを活用した収納術

狭小住宅では、平面的なスペースだけでなく、高さを利用した収納も重要となります。

4-2-1. ロフトスペースの活用

天井が高くできる場合はロフトスペースを設けて、そこを寝室や収納などとして利用することが可能です。これにより、有効な空間が増え、より多くの生活空間を確保することができます。

4-2-2. 天井下収納の活用

天井下に吊り下げ式の収納を設けるというのもひとつの手段です。これにより、普段使わないアイテムを収納し、普段使わないスペースを有効利用することが可能となります。

5. よくある質問

Q:狭小住宅の間取りのコツは何ですか?

A:効率的な収納スペースの確保、生活動線の最適化、自然光や風を最大限に利用することが、狭小住宅で快適に暮らすための間取りのコツです。

Q:狭小住宅でも大きな家具は置けますか?

A:基本的には狭小住宅ではコンパクトな家具を選ぶ方が良いですが、工夫次第で大きな家具を置くことも可能です。例えば、ソファベッドです。リビングにソファベッドを設置して、寝室と兼ねるようにするのです。そうすれば、大きなソファの上でくつろぐことも可能になります。

Q:狭小住宅は耐震性に問題はないですか?

A:適切な設計と施工が行われていれば、住宅の大きさに関係なく、十分な耐震性を確保することが可能です。

6. まとめ

この記事では、狭小住宅についていろいろ見てきました。
概要からメリットとデメリット、設計のポイントなど、これらを読むことで、狭小住宅が窮屈なものではなく、うまく設計と工夫を行うことで豊かで快適な生活空間に変えることが可能であることがおわかりいただけたことと思います。

しかし、そこに暮らす家族のライフスタイルにより、どのような設計やアイデアが最適なものなのかは、大きく変わってきます。これから狭小住宅の設計や建築を考えている方々にとって、一番良いのは自分の生活スタイルに合わせて設計できる、フルオーダーメイドの注文住宅がベストかと思います。

私たちsumuzuでは、狭小住宅を含め、お客様の土地やライフスタイルに適した家づくりをサポートしています。注文住宅に関して何か疑問点がありましたら、お気軽にsumuzuまでお問い合わせください。弊社所属の一級建築士が一緒に新しい家での生活を考え、実現するお手伝いをさせていただきます。

狭小住宅について疑問&質問があれば sumuzu にお問い合わせください!

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この記事を書いた人

渡辺知哉

設計事務所・大手ハウスメーカー・不動産ベンチャーを渡り歩き、ランディックスにジョイン。 設計事務所時代は戸建住宅をメインに設計しつつ、その他はビル・マンション・オフィス・ショップ等広く設計業務を担当。 ハウスメーカーでは営業・設計・IC業務を兼務。ベンチャーではリノベーションのワンストップサービス業務を担当。営業・設計の両面からサポートします。