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地下室

「地下室」を徹底解説! 地下室設置の基本情報からメリット&デメリットや人気の利用方法まで

 

自分だけの特別な部屋を持ってみたいと思いませんか?もしそれがあなたの家の地下にあったら?
地下室は、生活空間を広げるだけでなく、自宅の価値を1ランクアップさせるための秘密兵器にもなり得ます。それは、居住空間、書斎、趣味の部屋、収納スペース、さらにはホームシアターやシミュレーションゴルフまで、あなたの生活スタイルに合わせて多彩な使い方が可能です。

しかし、地下室の設置は一筋縄ではいきません。防水処理、湿度管理、安全対策など、様々な要素を考慮する必要があります。そのため、建築時も施工後もトラブルのない地下室を設けるするためには、専門的な知識とその理解が必須です。

そこでこの記事では、地下室の設置を考えている方に対して、その全貌がわかるよう、地下室の基本情報から利用方法、メリットやデメリットなど、注文住宅の地下室に関する情報をできるだけ詳しく解説しています。
地下室の設置を考えている皆さまに、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

目 次

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1. 地下室とは

ここでは地下室の基本的な定義と歴史をご紹介します。

1-1. 地下室の定義

1-1-1. 建築基準法に見る地下室の定義

地下室とは一言で言うと、「建物の地下に設けられた空間」を指します。しかし、具体的な定義は少々複雑です。建築基準法によると、「床面から天井までの高さの3分の1以上が平均地盤面より下にある部屋」と規定されています。

1-1-2. 一般的な認識と地下室

一般的に私たちが地下室と呼ぶスペースは、地下に設けられた居住空間や物置を指すことが多いです。ただし、地下室の設計や機能はその建物の用途や所有者の要望により様々で、住宅ではリビングスペースや駐車場、商業施設では店舗やスタジオなど、地下室の利用方法はいろいろ考えられます。

1-2. 地下室の歴史

1-2-1. 地下室の起源

地下室の歴史は古く、古代ローマ時代にまで遡ります。当時の人々は、地下の涼しさを利用してワインや食物を保存する倉庫として地下室を活用していました。また、中世ヨーロッパの城では、地下室は厨房や貯蔵庫、時には昔話の青ひげのように牢獄として使われました。

1-2-2. 地下室の発展と現代への影響

近代に入り、特に都市部において、地下空間を有効活用する動きが見られるようになりました。地下に広大な商業施設を設けたり、オフィスビルの駐車場や機械室を地下に設置したりという例は数多く見られます。
住宅でも土地価格の高騰に伴い、限られた土地面積を有効に利用するため、あるいはプライバシー確保や、効果的な防音対策ために地下室を設けるケースが増えています。

2. 地下室の種類

注文住宅を建てる作る地下室には、主に「全地下タイプ」「半地下タイプ」「ドライエリアタイプ」の3種類があります。

2-1. 全地下タイプの特徴

2-1-1. 全地下タイプの基本構造

全地下タイプの地下室とは、その名の通り、部屋が丸ごと全て地下に埋まっているタイプのことを指します。
地表からは全く見えない形状が特徴です。
全地下タイプは、通常、コンクリートや鉄筋コンクリートの構造体で作られ、強固な防水対策が施されます。また、このタイプの地下室は防音性やプライバシー保護に優れています。一方で、吹き抜けなど特別な設計を施さない限り、太陽の光を取り入れることが難しいというデメリットがあります。

2-1-2. 全地下タイプの例

全地下タイプの地下室は、防音対策やプライバシーが必要な空間、温度を一定に保つ必要がある空間に最適です。たとえば、ホームシアターや音楽スタジオ、アートギャラリー、ワインセラーなどがこれに該当します。また、災害対策などの目的で、地下シェルターとして利用する例も見受けられます。

2-2. 半地下タイプの特徴

2-2-1. 半地下タイプの基本構造

半地下タイプの地下室は、建物の一部が地下に、残りの部分が地上に出ているタイプを指します。この形状は、斜面地や起伏のある土地でよく見られます。
地上からの視線を遮ることができる一方、天窓を設けることで自然光を取り入れることが可能です。そのため、半地下タイプは全地下タイプに比べて湿気がこもりにくく、通風も良好に保ちやすいです。しかし、窓などから雨水が入ってくるリスクもあります。

2-2-2. 半地下タイプの例

半地下タイプの地下室は、自然光を取り入れることが可能なため、リビングスペースやワークスペースなど日常的に使用する生活空間として利用するのに適しています。また、一部を地上に出すことで、独立した入口を設けることも可能なため、ホームオフィスや賃貸スペースとして利用する例もあります。

2-3. ドライエリアタイプの特徴

2-3-1. ドライエリアタイプの基本構造

ドライエリアタイプは、地下室の周囲の一部に「空堀(からぼり)」と呼ばれる、地上と繋がる外部空間を設けるタイプを指します。
小さいながらもバルコニーのようなスペースがあるので、地下室でありながら日光や風を取り込むことができ、緊急時の避難経路としても使うことができます。
しかし、利点が多い反面、空堀部分に雨水が溜まりやすいなど、他のタイプの地下室にない欠点もあります。

2-3-2. ドライエリアタイプの例

ドライエリアタイプの地下室は、小さいながらもバルコニーのような屋外スペースがあるので、建築基準法の条件を満たす大きな窓やガラス戸を取り付けると、リビングや寝室としての利用も可能になります。

3. 地下室設置の適性判断

地下室を設ける場合は、土地自体の特性が大いに影響します。土地の特性を把握し、その土地に適した地下室を設計することで、後々のトラブルを防ぎ、快適な地下室を持続して利用することが可能となります。

3-1. 地下室に適した土地

3-1-1. 土壌の種類と地下室

地下室を設ける際、最も重要となるのが土壌です。
一般的には、砂質土や礫質土などの通水性が良い土壌が地下室に適しています。これらの土壌は雨水をうまく排出する能力があり、地下室の湿度や水害リスクを下げることができます。

3-1-2. 水脈と地下室建設

土地の地下に水脈が存在しないか、または水脈が存在してもそれが地下室の設計や建設に影響を及ぼさないような場所は、地下室の建設に適していると言えます。
水脈が存在する場合は、水抜きや防水対策が別途必要になります。

3-2. 地下室に向かない土地

3-2-1. 地震・液状化リスクと地下室

日本は地震大国であるため、地震リスクは常に考慮すべき事項です。特に、地震による液状化現象が起こりやすい地域では、地下室の設置はおすすめできません。液状化現象が起きると、地盤が液体のように動き、建物に大きなダメージを与える可能性があります。

3-2-2. 地下水位の高い地域の注意点

地下水位の高い地域では、地下室の設置は難しい場合があります。地下水位が高いと、地下室が常に水に浸かってしまい、防水対策が困難になることが多いからです。
また、地下水位が季節によって大きく変動する地域では、地下室の設計や建設には特別な工事が必要となります。

3-3. 地盤調査と地下室建設

3-3-1. 地盤調査の意義

地盤調査は、地下室建設における最も重要なステップの一つです。地盤調査により、土地の地質、地震リスク、地下水位、水脈の存在などを確認することができます。これらの情報は、地下室の設計や建設に大きな影響を与えるため、地盤調査は必ず行ってください。

3-3-2. 地盤調査結果と地下室設計

地盤調査の結果は、地下室の設計に直接影響を与えます。
例えば、地下水位が高い場合は地下室内の天井高を低くする、または特殊な防水対策を考えるなどの対応が必要となります。また、地震リスクが高い地域では、地下室の構造を強化するなどの対策が必要です。
これらの対応の検討は、地盤調査結果を基に地下室設計の際に行います。

4. 地下室の利用方法

地下室の利用方法は多岐にわたります。
しかし地下室を単なる収納スペースとして利用する人が多いのも事実です。そこで、居住者のライフスタイルに合わせて設計を考えることによって、地下室を単なる物置に終わらせず、居住空間やワークスペース、さらには趣味の部屋などに活用することが可能になります。

4-1. 居住空間

地下室を居住空間として利用する際、湿度調整、換気、照明など、快適に過ごすための室内環境の整備が必要です。湿度調整は、除湿機や適切な換気設備を設置して行います。
暗くなりがちな地下室での明かりは、とても大切な要素です。全地下タイプは太陽光が入ってきませんが、半地下タイプやドライエリアタイプは太陽光を取り入れられます。採光でお悩みの際は、専門家に相談するのが良いでしょう。

建築基準を満たした地下室であれば、ソファやテーブル、暖かい照明を設置すれば、地下室をリビングとして利用することができます。
後述しますが、防音設備を設ければ、近隣に音漏れなどの迷惑を掛けることなく、映画鑑賞や音楽を24時間いつでも好きな音量で楽しむことができます。

4-2. ワークスペース

テレワークが一般化してきた現在、自宅に静かで集中できるワークスペースを作る人が増えています。地下室は周囲の騒音から遮断されるため、自宅でのワークスペースとして非常に適しています。

基本的に地下室は一年中温度が安定しているため、エアコンの使用を抑えられ、電気代を節約できます。

4-3. 収納スペース

地下室は大容量の収納スペースとして利用できます。
季節物の衣類や、スタッドレスタイヤなどの大きな荷物、趣味の道具など、普段使わないものを地下室に保管することで、生活空間をスッキリと保つことができます。

4-4. 趣味用途(ホームシアター、シミュレーションゴルフ、ワインセラーなど)

4-4-1. ホームシアター、音楽スタジオ

ホームシアターや音楽スタジオは防音性が重要になります。しかし地下室は防音性に優れるRC造で作られ、地上階より低コストで防音設備を設けられるので、ホームシアターや音楽スタジオなど、大音量を出す用途に向いています。近隣に音漏れなどの迷惑を掛けずに、映画鑑賞や音楽を24時間いつでも好きな音量で楽しみたい人にオススメです。

4-4-2. シミュレーションゴルフ

自宅で手軽にゴルフが楽しめるシミュレーションゴルフ。これを設置する場合は、必要な天井の高さや広さ、照明の位置や配線も考えなければいけません。また、ボールを打つ時の音が響くこともあるので、防音対策も必要です。
そのため、地下室をゴルフ部屋にしたい場合は、設計時に相談すると良いでしょう。

4-4-3. ワインセラーとしての地下室利用

地下室は温度と湿度が安定しているため、ワインセラーとして利用するのに最適です。そのため、古来からカーヴ(ワイン貯蔵庫)は地下に作られてきました。ただし、ワインは振動に敏感なため、地下室が振動の少ない状態であること、そして適切な温度と湿度がキープできることが求められます。
地下室をワインセラーにすることで、自宅で高品質なワインを最適な状態で保管し、好きなタイミングで好きなワインを楽しむことができます。

5. 地下室のメリットとデメリット

5-1. 地下室のメリット

5-1-1. 土地の有効活用

地下室は、限られた土地面積を有効に利用する手段のひとつです。
特に都市部では土地の価格が高いため、地下にスペースを設けることでコストパフォーマンスを高めることが可能です。また、地下室は、建築規制による高さ制限に引っかかることもなく、また容積率も緩和されるので、部屋数を増やしたり、一部屋の面積を大きくすることができます。

5-1-2. 省エネ

地下室は地面に囲まれているため、温度の変化が少ないです。
そのため外気に比べて夏は涼しく、冬は暖かいという、自然の断熱材に囲まれた空間となります。これはエアコンなどの冷暖房の使用を減らし、省エネに繋がります。

5-2. 地下室のデメリット

5-2-1. 建設費

地下室の建設は通常のフロアと比較してコストが高くなることが多いです。
地盤を掘削したり、防水工事を行ったりするだけでなく、地下室はほとんど場合はRC造になるので、そもそもの建築費も高額になります。

5-2-2. 防水対策

地下室の防水工事は水分から壁や床を守り、カビや湿気の問題を防ぎます。防水対策が不十分な場合は、建物にダメージを与える可能性があります。防水は一度施すだけでなく、定期的なチェックとメンテナンスが必要です。これにより防水性能と地下室の安全性が維持されます。

5-2-3. 湿気対策

地下室は湿気がこもりがちです。そのままにしておくとカビやダニの繁殖し、健康を害することがあります。そこで、湿気対策は換気設備の設置、防湿工事、除湿機の使用等で、これにより湿度を適切に保ち健康を守ります。換気設備は性能や稼働音などを考慮して、最適なものを選んでください。

5-2-4. 雨水対策

地下室は雨水侵入リスクがあります。特に昨今は台風以外の豪雨も多発しています。そのため、窓やドアの防水、地形整備、排水設備の設置が重要です。
そのため、地下室専用の排水設備、予備の排水ポンプが必要です。これは大雨や排水口詰まり時に作動させますが、いざという時に稼働するよう、これらの設備の定期的なメンテナンスは欠かせません。
さらにドライエリアタイプの場合は、地下室の周囲の地上に壁を設けるなど、空堀に雨水が流れ込まない対策も考える必要があります。

5-3. メリットとデメリットから見る地下室の適用シーン

5-3-1. メリットとデメリットを天秤にかける

地下室の設置を検討する際には、これらのメリットとデメリットを比較し、自分のライフスタイルや予算、地域環境等に合った選択をすることが重要です。あなたにとって地下室のメリットがデメリットを上回るのか、それともその逆なのか、慎重に検討しましょう。

5-3-2. 地下室設置の判断用チェックリスト

地下室設置の決断を下す際のチェックリストとして、以下の項目を考慮すると良いでしょう。

  1. 用途
    地下室を設置する目的や用途は何でしょうか?
    居住空間、ワークスペース、収納、あるいは趣味の空間として使うなど、明確な目的がありますか?
  2. 地盤状況
    地盤状況や水脈は地下室設置に適していますか?
    設計前に地盤調査を行い、地下室設置が可能な土地であることを確認しましょう。
  3. 地域の気候
    地域の気候条件は地下室の建設と使用に適していますか?
    湿度が高い地域や地下水位の高い地域では地下室の設計や施工に工夫が必要になります。
  4. 建設費と維持費
    建設費と維持費に見合うだけの価値がある利用方法ですか?
    地下室の設置と維持にはそれなりの費用が掛かります。それだけの金額を支払っても家の価値を高め、生活の質を向上させるものであると思いますか?
  5. 日々のメンテナンス
    地下室の維持管理には時間と手間が掛かりますが、その負担を受け入れることができますか?
    地下室は湿度管理や換気など、日々の管理と定期的なメンテナンスが必要です。
  6. 専門家の意見
    ハウスメーカーや建築家などの専門家の意見を取り入れていますか?
    知見が豊かな専門家の意見は地下室の設計や建設、そしてその後のメンテナンスをするに当たり、とても役立ちます。

以上のポイントを踏まえ、地下室の設置を検討する際には自身のライフスタイル、建築時の予算や毎年の維持費、土地の特性や条件、そして将来的なビジョンを視野に入れて判断することが重要です。

6. 避難経路と安全対策

地下室は一般的に閉鎖的な空間であり、火災や地震などの緊急事態に対する避難経路の確保は非常に重要です。また、その他の安全対策も同時に行う必要があります。

6-1. 地下室の避難経路計画

地下室から安全に避難できるよう、複数の出口を設けることが一般的です。また、火災などで主要な出口が利用できない場合に備えるためです。
ドライエリアタイプはこの点をクリアしやすい地下室になります。

6-1-1. 法令に基づく避難経路の要件

建築基準法や防火法などには、避難経路の設置について具体的な要件が定められています。
例えば、避難経路の幅や長さ、照明などの要件があります。これらの法令を遵守しつつ、可能な限り迅速に避難できる経路設計を心掛けましょう。

6-1-2. 避難経路の設計例

具体的な設計例としては、地下室から直接外に出られるような階段を設ける、地下室の各部屋から避難経路に直接アクセスできるようにする、避難経路には常に照明を確保するなどがあります。

6-2. 地下室の安全対策

避難経路の確保だけでなく、地下室内の安全対策も重要です。具体的には、火災検知器の設置や、地震発生時の落下防止対策などがあります。

6-2-1. 防災面での配慮点

地下室は閉鎖的な空間であるため、火災が発生した場合のリスクは高くなります。
火災検知器の設置は必須です。さらに防火対策として、非燃材の使用や、スプリンクラーなどの自動消火設備の設置も検討すると良いでしょう。

6-2-2. 緊急時の行動計画

地下室を設置した際には、地震や火災などの緊急時にどのように行動するか、家族全員で確認し、行動計画を立てておくことが重要です。

7. 地下室建設の計画とコスト

地下室を建設する際の計画とコストは、個々のプロジェクトにより大きく異なりますが、ここでは一般的なプロセスと費用の見積もりについて考えていきましょう。

7-1. 地下室建設のプロセス

地下室を建設するにあたり、設計から完成までの流れを見ておきましょう。

7-1-1. 設計から完成までの流れ

まず初めに、専門の建築士やハウスメーカーと相談し、地下室の設計図を作成します。その後、自治体へ許可申請を行い、予算内での建設業者選定や材料の選定を進めます。そして必要に応じて、地盤調査、地盤改良、掘削といった工程を経て、地下室の建設が始まります。完成後は防水作業や換気設備の設置、内装といった工程で工事が行われます。

7-1-2. 建設中の注意点

建設中は特に、隣地との間合い、地盤の状態、防水や防湿、換気などに注意を払う必要があります。また、工事による騒音や振動の配慮も重要です。

7-2. 予想される建設費と維持費

地下室の建設費は多くの要素により変動しますが、ある程度の予測は可能です。

7-2-1. 地下室建設のコスト構成

地下室建設のコストは、主に設計費用、建設費用(掘削費用、材料費、労務費)、設備費用(防水、換気設備等)で構成されます。地盤改良が必要な場合や、ホームシアターやシミュレーションゴルフなどの趣味の設備の設置を希望する場合は、それらの費用も加算されます。

7-2-2. 維持費の見積もりと節約方法

地下室の維持費は、防水処理のメンテナンス費用、換気設備の電気代、定期的な清掃費用などが主です。これらのコストを節約する方法としては、エネルギー効率の良い換気設備を選ぶ、防水処理をしっかりと行うことでメンテナンスの頻度を下げるなどがあります。

8. よくある質問

Q:地下室の天井の高さはどれくらいが適切ですか?

A:天井の高さは少なくとも2.4メートル以上が推奨されます。これは一般的な居住空間の建築基準に基づくもので、快適な生活空間を保つための数値です。シミュレーションゴルフを設置する場合は、さらに高い天井高が必要になることも多いので、設計前に確認してください。

Q:地下室にキッチンを設置することは可能ですか?

A:技術的には可能ですが、換気の問題や避難経路の確保など、いくつかの課題があります。また、地元自治体の建築基準や法規制を確認することも重要です。

Q:地下室には防音効果はありますか?

A:はい、地下室はRC造な上に地中に囲まれているため、地上の部屋より防音効果が高いです。そのため、昼夜問わず大音量を発生させる可能性がある、ホームシアターや音楽スタジオとしての使用に向いています。

9. まとめ

地下室の設置は、土地の有効活用や自宅の機能性を高めるための解決策のひとつです。
しかし、地下室の建設は建築工事全体の中でも難しい部分であり、建築後の湿度管理から防水処理、安全対策など、専門的な技術と知識、経験が必要となります。
そのため、注文住宅で地下室を設けることを苦手とするハウスメーカーや建築家がいます。

とはいえ、注文住宅を希望する人から見ると、地下室がとても魅力的なスペースであるのは確かです。
そこで、注文住宅を建てる際に地下室の設置を考え始めたら、地下室のある家を得意とする一級建築士がいるsumuzuお問い合わせください。
お客様のご要望をお聞きした上で、希望する地下室を実現できるハウスメーカーをご紹介したり、アドバイスをさせていただきます。
地下室を含むあなたの理想の住まいを一緒に作り上げていきましょう。

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この記事を書いた人

渡辺知哉

設計事務所・大手ハウスメーカー・不動産ベンチャーを渡り歩き、ランディックスにジョイン。 設計事務所時代は戸建住宅をメインに設計しつつ、その他はビル・マンション・オフィス・ショップ等広く設計業務を担当。 ハウスメーカーでは営業・設計・IC業務を兼務。ベンチャーではリノベーションのワンストップサービス業務を担当。営業・設計の両面からサポートします。