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不動産と建築、業界が分かれていることで生じるクライアントの損失

 

土地は不動産屋から買う、家は建築屋に建ててもらう、注文住宅をつくるときは大きな契約が2つあります。
不動産業界と建築業界は似ているようで実は全くの別分野。専門知識がまるで違うのです。
でも、この2つの業界は切っても切れない関係。一人の顧客のために両者が密に連携しないと家づくりは成功しません。
それにもかかわらず、不動産屋は建築の実務に興味なし、建築屋は不動産の実務に興味なし、各々自分自身の利益しか考えません。
文字通り桁違いな高額商品を取り扱っているのに、両者ともあり得ないですね……。  

私たちのクライアントは、城南エリアで土地を買って家を建てる人がほとんど。
アッパーマス層、富裕層、超富裕層が好む高級住宅街です。資産価値抜群のエリアなので、当然のように土地値は高いです。
土地代、工事費、諸費用の予算配分を十分に検討せず、総予算の8割近くを土地購入費に使ってしまい、残された工事予算では理想の家が建たず……。このような事案は頻繁に見られます。
こういった人たちは不動産屋に騙されたんですね、「◯千万あれば十分素敵な家が建ちますよ!」と。

人は「土地」に住むわけではなく「建物」に住むのですから、工事費用の目処もつけずに土地の購入に踏み切る行為は危険過ぎます。
そのことを不動産屋はわかっているのに、自社の利益だけを考えて総予算のほとんどを土地購入費に割り当てるよう誘導するんですよね。
これが業界の実情です。

この問題をどうすれば解決できるのか?
不動産屋が土地の仲介業務だけで終わらず、注文住宅の工事をどの会社に依頼するか、その選定までクライアントに寄り添ってコーディネートを行う。そして、その全体の資金計画に責任を持つ。これしかないのではないでしょうか。
私たちLandixは、土地探しから建築会社選びまで、ワンストップのサービスを行っています。

この記事を書いた人

鈴木善暁

1978年生まれ|息子1人|持ち家2つ
妻にポンコツ扱いされる日々w
会社にいるときは怒られないので仕事が好き
所属:株式会社ランディックス 執行役員
資格:一級建築士|宅地建物取引士|住宅ローンアドバイザー
経歴:建築業界と不動産業界を渡り歩いて20年