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注文住宅の見積もりで注意すべき点とは?

 

1.はじめに

注文住宅を建てる際は、建築会社との間で建築プランの打ち合わせを行うことになりますが、同時にそのプランに発生する建築費の「見積もり」というものを出してもらう必要があります。この記事では注文住宅の「見積もり」について押さえておくポイントや、注意するべき点についてご説明していきたいと思います。

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2.見積もりを依頼するまでの流れ

注文住宅を建てる上で建物の見積もりを出してもらうまでには、概ね以下のような流れが発生します。

土地を購入する →

建築会社を選ぶ →

建築プランを決める →

見積もりをもらう

土地を探している段階で参考プランを書いてもらうことも多く、プランの良し悪しで土地購入の意思を決めてしまうということも実際に良くあることです。その段階で目ぼしい建築会社を見つけつつ本格的に建築会社探しが始まります。そして、建築会社を探す過程で建築プランを書いてもらい、セットで見積もりを出してもらうという流れが一般的と言えるでしょう。

3.見積もりの種類

注文住宅の見積もりには「概算見積もり」と「詳細見積もり」の2つの見積もりが存在します。ここではそれぞれの見積もりの違いや役割について説明します。

3-1.概算見積もり
概算見積もりとは、建築プランを作成してもらっている建築会社に大まかな情報の段階で施工費用を予測して見積もりを作成してもらうもので、本格的な調整をする前にある程度の要望範囲で見積もりを出してもらうものです。

3-2.詳細見積もり
詳細見積もりは「概算見積もり」から、より具体的な内容を落とし込んで作成する見積もりで、使用する建材の種類や商品単価、品番から施工工程ごとに発生する費用など、きめ細かなコストの内訳を把握することができます。複数社に概算見積もりを出してもらい、比較検討した上でこれだと思う建築会社から「詳細見積もり」を出してもらうという流れが理想的ではないでしょうか。

※一般的な見積もりの概要

本体工事費

付帯工事費

諸費用

■ 本体工事費・・・建築工事費
■ 付帯工事費・・・外構工事や地盤改良など
■ 諸費用・・・登記関連、ローン関連、印紙など

4.各社で違う見積もりフォーマット

複数の建築会社に見積もりを出してもらう際に、各社フォーマットにバラつきがあり見積もり金額にも大きな違いが生じることがあります。これは会社ごとに明記する内容や記載する項目に違いがあるからで、例えば、A社では「カーテン」まで見積もりに含まれていたり、B社では「エアコン」が含まれていたり、C社に限っては「地鎮祭・上棟式」まで見積もりに含まれていたりすることもあります。どの建築会社にどの項目が含まれていて、どの項目が含まれていないのか、これらを総合的に精査して判断しないと後付けで色々と費用が発生してしまい、最終的に予算オーバーしてしまうということにもなりかねませんので注意が必要となります。

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5.相見積もりを取るメリット

建築会社からプランの見積もりを出してもらう際に、果たして何社から見積もりを出してもらうのがベストと言えるでしょうか。その答えは一般的には「3~4社」が良いとされています。その理由を以下に記載します。

■ 1~2社:比較対象が少なすぎる
■ 5~6社:比較対象が多すぎて時間と労力がかかりすぎる

上記理由により見積もりは3~4社から出してもらったほうが良いと言えますが、対象となる建築会社の内訳は「大手ハウスメーカー」「中堅ハウスメーカー」「地元の工務店」に依頼することをおすすめします。そのほうが比較対象が明確でそれぞれの特長がよく表れて判断もしやすいからです。なお、建築家に設計を依頼した場合は施工する工務店からの見積もりを比較しましょう。それでは、相見積もりをしないと損をするのでしょうか?相見積もりをしないデメリットとして考えられることを以下に記してみたいと思います。

・希望する建物金額の妥当性がわからない
・比較対象がないため見積もり項目のモレに気づけない
・良い意味で意外性のある建築会社に出会えない

相見積もりをすることによって1社では気づけなかったことが分かったり、建物相場の妥当性が分かったりとデメリットとして考えられる要素はとても少ないと思います。ただ、相見積もりにもマナーがあり、各建築会社にはその旨お伝えをしておいたほうが良いでしょう。また、最終的に建築会社を1社に絞った際は相見積もりを出していただいた建築会社へはきちんとお断りの連絡をするようにしましょう。マナーと礼儀で気持ちの良い家づくりができると思います。

6.まとめ

注文住宅の見積もりには「概算見積もり」と「詳細見積もり」の2つがあり、この見積もりの違いを理解した上で建築会社選びの基準にしていただけたらと思います。各社の見積もりには、含まれる項目に違いがあるので表面的な額面だけでどちらがお得かなど、容易には判断がつきません。記載されている内容をよく確認して複数の見積もりを比較した上で自分に合った最適な建築会社を見つけると良いでしょう。

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この記事を書いた人

渡辺 知哉

設計事務所・大手ハウスメーカー・不動産ベンチャーを渡り歩き、ランディックスにジョイン。 設計事務所時代は戸建住宅をメインに設計しつつ、その他はビル・マンション・オフィス・ショップ等広く設計業務を担当。 ハウスメーカーでは営業・設計・IC業務を兼務。ベンチャーではリノベーションのワンストップサービス業務を担当。営業・設計の両面からサポートします。