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sumuzuの注文住宅と土地探しに関する記事

インターネットで1億円の土地や戸建て住宅は売れるのか?

 

1.はじめに

近年、IT技術の進化やスマートフォンの普及が進んだことで、あらゆるものがインターネット上でいつでもどこでも購入できるようになりました。この流れは、かつてインターネットでは売れにくいとされてきた衣料品や生鮮食品などにも及び、今ではリアル店舗に出向かなくてもECサイトで簡単に購入できるようになってしまいました。土地や戸建ての不動産もインターネットでは売れにくい(一部では絶対に売れないと言われていました)商材の一つとされてきましたが、テクノロジーの進化で現在ではどのように変わってきたのでしょうか?この記事ではインターネットの普及で土地や建物の売買がどのように変化したのかなどを書いていきたいと思います。

2.不動産購入プロセスの変化

2-1、衣料品について

例えば衣料品ですが、衣料品はかつてインターネットでは売れにくいと言われていました。その理由として、衣料品は手に取って質感を確かめ、試着した上でサイズを確認するなどの購買プロセスが実店舗でしか体験できないことが挙げられていました。ところが、最近では試着をしてからでも返品OKのサービスや、サイズ問題を解決するさまざまなサービスが誕生したことにより、ECサイトで気軽に衣料品を購入することが当たり前になってきました。さらにアパレル業界では実店舗・インターネットなどあらゆるチャネルを利用したオムニチャネルに力を入れるなど業態そのものも変化しつつあります。

2-2、土地や建物など不動産について

それでは、衣料品と同じくインターネットで売れにくいと言われてきた(一部では絶対に売れないとまで言われていました)土地や建物についてはどうでしょうか。土地や建物などの不動産を購入するにあたって、かつてはチラシや新聞折り込み広告、不動産仲介会社店頭での物件情報などを見て、気になる物件があれば問い合わせするのが主流でした。ところが、最近では不動産情報ポータルサイトや各社の物件情報サイトなどで物件情報が詳しく掲載されるようになったことから、インターネット上で多くの物件を比較・検討して物件ターゲットを見極めた上で、問い合わせをすると言ったことが当たり前になってきました。特に投資用のマンションやアパートなどは不動産自体を実際に見なくても購入する人もいるなど、年々購買熱が上がっております。昨今の不動産購入プロセスにインターネットは間違いなく必要不可欠な存在になってきたと言えるでしょう。

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3.不動産消費行動の変化について

お客様自身がインターネット上で不動産情報を入手できるようになったことで、不動産仲介会社への訪問、現地販売会への訪問、住宅展示場への訪問など、対面接客の機会が減少傾向にあると言われています。これは、不動産に限らずリアル店舗を持つさまざまな業界でも言われていることで、いつでもどこでも自由な時間に情報を入手できて、モノを手軽に購入できるインターネットが現代の生活スタイルに支持されている結果とも言えます。さらに、インターネット普及で情報の非対称性や情報格差がなくなりつつある現代は、必要なものや欲しいものは「探してもらう」から「自分で探す」と言った行動変化にも現れています。すなわち、インターネットの普及で、土地や戸建て・投資用物件などの不動産は、いつでもどこでも手軽に能動的に探せるようになったと言えます。

4.インターネットで土地や戸建ては売れるの?

インターネットの誕生で消費行動に変化が起きたことは前述しましたが、果たして土地や戸建てはインターネットで売れるのでしょうか?不動産は他の商材と異なり、一生の中で一番高い買い物と言われるがゆえに、現地を見ないでインターネットのみで不動産の購入を決定するということは難しいかもしれません。しかし、お客様がインターネットで見極めた物件を既にお客様ご自身で見学している場合などもあり、不動産仲介会社に連絡してすぐに契約に至るケースも事実増えてきています。今後は更なるテクノロジーの進化で、お客様の求める条件に対する不動産のマッチング精度が上がったり、現地に足を運ばなくても疑似体験をもって購入判断できるようになったり、ブロックチェーンなどで信頼性の高い取引が実現するなど、顧客体験はさらに向上して行くでしょう。かつてはインターネットで売れにくいと言われてきた(一部では絶対に売れないとまで言われていました)土地や建物ですが、インターネットの普及で益々売れる時代が近づいてきていると言えるでしょう。

5.まとめ

今やインターネットの普及で不動産はネットでも買える時代へと突入しました。金融機関によってはスマホアプリやPayPay(ペイペイ)で支払えるところも存在します。従来、透明性の高かった情報やデータもネットで取り込めることになり、他との比較や優先順位をつけることも出来るようになりました。主に投資用物件などは、物件を見ないで購入を決めてしまう人もいる一方、多くの人が従来通り不動産を見て購入することでしょう。これから土地や戸建てなどの不動産を購入予定の人は、不動産会社の担当者と綿密にコミニケションを取りながら自分でも調べに調べつくしたうえで購入を判断すると良いのではないでしょうか。

 

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この記事を書いた人

渡辺 知哉

設計事務所・大手ハウスメーカー・不動産ベンチャーを渡り歩き、ランディックスにジョイン。 設計事務所時代は戸建住宅をメインに設計しつつ、その他はビル・マンション・オフィス・ショップ等広く設計業務を担当。 ハウスメーカーでは営業・設計・IC業務を兼務。ベンチャーではリノベーションのワンストップサービス業務を担当。営業・設計の両面からサポートします。