不動産を売却する時は、売却前にリフォームするか悩む人もいるかと思います。特に築年数が経過している建物の場合は、水まわりの汚れや破損・キズ・匂いなど、気になる場所も多いことでしょう。この記事ではリフォームを行うメリットやデメリット、リフォームとリノベーションの違いについてご紹介したいと思います。
目次
1)不動産を売却する前にリフォームを行うメリット |
1)不動産を売却する前にリフォームを行うメリット
・汚れや傷を修復することで見栄えが良くなる
売却前にリフォームをすることで建物の見栄えが良くなり、内覧者の印象が良くなります。一方、水まわりや壁・ふすまなどに汚れや破損があると内覧者の印象が悪くなり、購入意欲を失うことも考えられます。汚れや破損個所を修復することで室内の美観を損なうことなく内覧者の印象を良くすることができます。中古物件で新築とあまり変わらないスペックの不動産を購入できることは、内覧者の購入意欲が増すのでリフォームには大きなメリットがあると言えるでしょう。
・買い手がリフォームをする必要がなくなる
売主側であらかじめリフォームをしておくと買い主が購入後にリフォームを行う必要がなくなり、そのまま生活できるようになります。また、リフォームは「リフォームローン」というサービスが金融機関にありますが金利が4~6%と割高な上に、近年ではリフォームの審査自体が厳しくなっているようです。特に住宅ローンを組んで売却物件を購入する方は、リフォームローンとの二重ローンとなってしまいますので、予めリフォーム済みの住宅への購入意欲が必然的に高まります。




5)リノベーション相場
表層替え | |
40~50㎡ | 300万円~ |
50~60㎡ | 350万円~ |
60~70㎡ | 400万円~ |
70~80㎡ | 450万円~ |
80~90㎡ | 500万円~ |
※表層替えとは間取りの変更を伴わないリノベーションです。例えば、クロスやフローリングのグレードアップ、照明や空調などの埋め込み工事などが「表層替え」にあたります。
フルリノベーション | |
40~50㎡ | 800万円~ |
50~60㎡ | 900万円~ |
60~70㎡ | 1000万円~ |
70~80㎡ | 1100万円~ |
80~90㎡ | 1200万円~ |
※フルリノベーションとは表層替えと設備の交換を含め、間取りも変更するリノベーションのことを言います。