不動産売却でありがちな失敗。成功に導く秘訣とは?

 

1.不動産売却でありがちな失敗。成功に導く秘訣とは?

不動産を売却する際、ほとんどの人は経験がないため何が正しいのか分からないままに進めてしまい、後から「本当はもっと高く売れたのに…」というような後悔をしてしまう人が多いのが実情です。このようなことが起こってしまう原因はいくつかありますが、大切な不動産を売却する際は、不動産仲介会社の情報のみならず自分でもしっかりと情報収集をして、かしこく先読みした計画を立てた上で売却活動を進めたいものです。不動産にも需要と供給のバランスがあるため、タイミングが良ければ好条件での取引が成立しますが、そもそも世界で1つしかない不動産を「高値で売却したいお客様」と「安値で購入したいお客様」で相反する取引を行うことになりますので、実態としてはなかなか難しいのが実情です。人生の中で滅多に経験することのない不動産売却を成功させるために、不動産売却でありがちな失敗例をまとめてみましたので、失敗に学んで不動産売却を成功に導いていただければと思います。

2.査定額が高いと言う理由で媒介契約してしまう

不動産を売却する場合、不動産仲介会社に査定を依頼した上で媒介契約を締結することになりますが、複数の不動産仲介会社に査定を依頼すると当然ながら査定額に差異が生じます。その中で査定額が高い不動産仲介会社と媒介契約を締結すると高く売却できるかもしれないと錯覚しがちですが、これには特に注意が必要です。その理由は、不動産仲介は買い取りではありませんので、査定額で売却できない場合には価格を下げれば良いため、敢えて査定額を高く設定して媒介契約を締結しようとする不動産仲介会社もあるためです。

高い査定額を提示してくれた不動産仲介会社と媒介契約を締結して相場よりかなり高い価格で売り出しを開始してしまった結果、反響が得られず徐々に価格を下げて行くにつれて時期を逸して売れ残ってしまい、当初想定していた価格を大幅に下回る価格で売却することになってしまったなんてことにならないようにしたいですね。高い査定額にきちんとした裏付けや売却に対する具体的な提案があれば別ですが、くれぐれも査定額だけで不動産仲介会社を選ばないようにしましょう。

3.売却したい時期、価格設定などのプランニングが甘い

一般的に不動産の売却活動には3ヶ月程度必要と言われています。さらに引き渡しまでに1ヶ月以上かかり、居住中の場合などにはさらに数ヶ月かかるのが一般的です。いつまでに売却したいか、売却期間はどの位あるか、これらを考慮して売り出し価格を設定する必要があります。スケジュールに余裕がないと売り急いでしまうことになり、結果として安値で売却せざるを得なくなってしまいます。また、価格設定を見誤ると売れ残ってしまい想定価格や相場より安値で売却せざるを得なくなってしまうこともあり得ます。すなわち、不動産売却は時期、価格設定などのプランニングが非常に重要であると言えます。愛着ある大切な不動産だからこそ、自らも情報入手のためにアンテナを張って相場感を把握しておくと共に、需要や市況などを踏まえ親身になって提案してくれる不動産仲介会社から意見を聞いた上で一緒にプランニングするのが良いかもしれません。

4.内見の際の第一印象が悪い

売却物件に反響があり興味を持ってもらったにも関わらず内見でイメージダウンしてしまうケースもあります。居住中の場合、生活感をなくして内覧してもらうことはなかなか難しいですが、なるべくモノを減らしてすっきり見せるなど、第一印象を良くすることは心掛けたいものです。せっかくの良質な物件であっても第一印象で台無しになることは避けたいものです。もし、可能であれば、簡易的なホームステージングを行ってみて軽く演出してみるのも良いかもしれません。それから、生活しているとなかなか気づかないものですが、臭いにも気を付けいたいものです。いずれにしても、見た目や臭いなどは玄関を入って一瞬で物件の印象を左右してしまうため、何より第一印象を良くすることを心掛けるべきと言えます。
第一印象の他に特に気を配りたいのが水回りです。内見の際に水回りを気にする人は多いため、可能な限り綺麗に見せると共に、気になる場合はクリーニングを行うことをおすすめします。

なお、既に売却物件が空室の場合は、居住中物件とは異なり売却するにあたってのプランニングの自由度が高いため、どのようにして売却して行くかを不動産仲介会社と相談すると良いでしょう。少しでも高値で売却したい場合には、買主像をイメージしてターゲティングした上で、クリーニング、リフォーム、リノベーション、ホームステージングなどで付加価値を付けて売却する方法もありますので、投資対効果を踏まえて検討すると良いでしょう。

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5.まとめ

不動産は世界に1つしかない商品であると共に、市況によって相場の変動があり、さらには需要と供給のバランス、タイミングによってはすぐに売れたり、なかなか売れなかったりと突き詰めていくと奥深いものがあります。不動産売却で最も重要なのは、売却したいお客様と不動産仲介会社の情報格差をなくし、同じ土俵の上で情報共有した上で売却のプランニングを行うことが重要ではないでしょうか。インターネットで不動産に関する情報を簡単に入手できるようになったとは言え、まだまだ不動産仲介会社にしか持ち合わせていない情報も多くあります。

不動産の価値を高めて高値で売却するサービス『スムーズ売却』では、新たなサービスとして、相場感の把握や、他の物件がどの位の価格で販売されているかなどを確認できるようにするために『スムーズ 相場ウォッチャー』サービスを開始しました。客観的な視点で不動産の価格をビジュアルデータにて確認することができるサービスで、簡単に相場データの請求が行えますのでお気軽にご利用ください。既に不動産仲介会社と媒介契約を締結しているものの反響が得られない場合などは、価格のミスマッチが生じている可能性もあります。このような場合には査定額や売出価格が正しいかなど、一度振り返ってデータで確認してみるのも良いかもしれません。

スムーズ売却』では、お客様の愛着ある大切な不動産を高値で売却するために、資産価値を高めるノウハウを生かし、不動産の魅力を最大限に引き出して高値売却を実現するためのプランをご提案しています。不動産売却を検討している方、既に売却中であるもののなかなか売れない方、他の不動産仲介会社とは異なった意見を聞いてみたいと思われた方は、お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

渡辺 知哉

設計事務所・大手ハウスメーカー・不動産ベンチャーを渡り歩き、ランディックスにジョイン。 設計事務所時代は戸建住宅をメインに設計しつつ、その他はビル・マンション・オフィス・ショップ等広く設計業務を担当。 ハウスメーカーでは営業・設計・IC業務を兼務。ベンチャーではリノベーションのワンストップサービス業務を担当。営業・設計の両面からサポートします。