リモートワークで注目が高まる注文住宅

 

1.はじめに

近年、「働き方改革」の推進や「新型コロナウイルス」の影響もあり、多くの企業の中でリモートワーク(テレワーク)の普及が急速に広がりつつあります。政府は、リモートワーク導入企業を推奨する施策や、「週1日以上終日在宅で就業する雇用型在宅型テレワーカー数を全労働者数の10%以上」とする目標を設定しました。(※総務省参照) これから先、リモートワークや時差通勤が定着してくると、住まいのあり方にも変化が生じてくることが予想されます。この記事では、リモートワークの普及により関心が高まっている注文住宅についてご紹介したいと思います。

2.リモートワークの普及で変化する住宅のニーズ

・通勤
リモートワークが広く普及すると、住まい選びにどのような変化が生まれるのでしょうか。住宅の購入で重視される点に立地があります。毎日決まった時間に会社へ通うことを前提に、可能な限り利便性の高い立地を選ぶのが一般的でした。しかし、リモートワークの普及で必ずしも通勤の利便性を第一とした住宅選びは減少する傾向へと変化しました。週に2日程度の通勤のためなら多少の通勤時間は苦にならないという人が増加し、時差通勤で電車に座ってゆっくり通勤することが可能になれば、必ずしも都心部に居を構えるというメリットが薄れてきたと考える人もいるのではないでしょうか。

逆に会社から離れた郊外に居を構えることで、アウトドアを楽しんだり、趣味を持った人にとっては自然と触れ合いながら仕事ができる充実したライフワークを楽しむことができると考える人もいるでしょう。また、子育て世代には公園や保育園に近い場所に住むことで、子育ての充実と仕事の両立も不可能ではないかもしれません。そのような意味では都心のタワーマンションより住環境が良く、都心へのアクセスの良さを兼ね備えた低層住宅地が昨今注目されているのもうなずけます。

3.リモートワークで求められる注文住宅とは

・構造(間取り)
リモートワークの普及で住宅の構造(間取り)はどのような変化を生むのでしょうか。今まで一般的だった「〇LDK」といった間取りに加えて「ワークスペース」という空間を設けるニーズが高まってきました。リビングの一部や個室の一部に仕事のスペースを設けることや、専用のワークルームを設けるなど、家族の生活スペースだけではなく、集中して仕事ができる空間と設備が求められるようになり、間取りなどの設計に自由度の高い注文住宅が注目を集めるようになってきました。

建売住宅と違い注文住宅の場合は建築会社と打ち合わせを繰り返しながら住宅の外観や間取り、建材などを決めていきます。すでに間取りや仕様が決まっている建売住宅と違い、自由度の高い理想の住宅を建てることができるのが注文住宅の特徴と言えるでしょう。自宅で働く時間が増えることで仕事とプライベートの切り分けが難しいという声を多く聞きますが、今後の注文住宅には生活にメリハリをつけられることもニーズとして高まってくるかもしれません。

4.今、注文住宅を購入する理由とは

リモートワークの普及で、多くの人々のライフスタイルやワークスタイルに変化があったことでしょう。リモートワークはコロナ禍の中で急速に普及し、新型コロナウイルスが収束した後もリモートワークを続けていきたいと考えている企業も多いようです。自宅で過ごす時間が増えた今だからこそ、理想の条件で住宅を建てたいと考えている人も増えているのではないでしょうか。注文住宅の特徴は自由度の高さにあり、暮らしやすさを追求して理想の住宅を建てることができます。だからこそ職住一体の住まいが実現できる注文住宅に注目が集まり、今が買い時と思っている人が増加しているのかもしれません。

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5.まとめ

リモートワークは「仕事のオンとオフの切り替えが難しい」「仕事のスペースが確保できない」など、様々な課題を抱えながらも急速に普及してきました。自宅にいる時間が長くなった今だからこそ、住宅に対する考え方を見直す良い機会かもしれません。もし、注文住宅を建てるにあたって希望条件を叶えてくれる建築プランの提案を受けたい方、建築会社選びで迷っている方はスムーズマッチングをご利用してみてはいかがでしょうか。スムーズマッチングは、注文住宅を建てたい人と建築会社をネット上でマッチングするサービスで、お客様の住宅希望条件に興味を持った建築会社(ハウスメーカー、工務店、建築家)が建築プランや見積もりをネット上で提案してくれるサービスです。スムーズマッチングであれば、なかなか出会うことができないような建築会社とも安心して繋がりを持てます。是非、理想の住宅づくりのために、スムーズマッチングで最適な建築会社を見つけてみませんか。

この記事を書いた人

渡辺 知哉

設計事務所・大手ハウスメーカー・不動産ベンチャーを渡り歩き、ランディックスにジョイン。 設計事務所時代は戸建住宅をメインに設計しつつ、その他はビル・マンション・オフィス・ショップ等広く設計業務を担当。 ハウスメーカーでは営業・設計・IC業務を兼務。ベンチャーではリノベーションのワンストップサービス業務を担当。営業・設計の両面からサポートします。