注文住宅の外観・デザインと資産価値

1.注文住宅の外観

注文住宅を建築する際に、どのような外観やデザインにするか悩まれることと思います。
住宅で一番最初に目に入ってくるのが外観ですが、内装や設備のように仕様やカタログなどで検討するものとは異なり、希望のイメージを具体化させる必要があり、デザイナーとの価値観の違いや、家族内での好みや趣向の違いやなどもあり、なかなか決められず悩まれる方も多いようです。
今回は、将来の資産価値を踏まえた住宅の外観について考えてみたいと思います。

2.住宅の外観と資産価値

住宅の資産価値は年月の経過と共に下がっていきますが、内装や設備はリフォーム等により資産価値を高めることが可能です。
一方で、住宅の外観やデザインについては、元々の設計に依存するところが多く、大幅に変えることが難しいため設計時に資産価値を考慮しておくことが必要不可欠です。
それでは、住宅のデザインはどのように評価されるのでしょうか?
住宅の外観やデザインには資産価値を判断する明確な指標がなく主観的な価値観や感性で判断されることが多いのが実情です。すなわち、経年変化によって住宅そのものの資産価値は低下していたとしても、「かっこいい」「住んでみたい」などの感性価値が高い住宅は資産価値が高いと言えます。
言い換えれば、流行やトレンドに左右されることなく、長きに渡って愛されるデザイン性に優れた住宅は資産価値が高いと言えます。

3.どのような外観にすべきか

住宅の外観には様々な種類があります。
例えば、モダンな住宅にも「シンプルモダン」「ナチュラルモダン」「和モダン」などが挙げられたり、洋風な住宅にも「プロバンス」「北欧」「南欧」などが挙げられたりと様々な種類があります。
また、お客様の要求に沿ってデザイナーが種類に捉われることなく設計したデザイナー住宅なども存在し、外観やデザインは抽象的な表現のため言葉で表現するのは難しいものです。
外観を検討するにあたっては、イメージを写真などで施工業者に伝えることができればベターでしょう。

それでは、将来の資産価値を踏まえた住宅の外観はどのように検討すれば良いでしょうか?
注文住宅の外観を検討する上では、住宅を中心に考えるのではなく、周辺環境や土地とセットで考えることが重要です。例えば、デザイン性が高くコストをかけた住宅でも、周辺環境に馴染まないデザインでは価値を下げてしまう可能性があるからです。
資産価値を考慮する上では、下記をヒントとして注文住宅の外観を検討されると良いでしょう。

・周辺環境との調和性
・土地の条件・地形を生かしたデザイン
・流行り廃りのないデザイン
・外壁等のメンテナンス性
・こだわりすぎない

どうしても、住宅のイメージや仕様を優先して注文住宅を検討してしまいがちですが、資産価値を考慮する上では、周辺環境や土地をベースに住宅をデザインして行くことが最も重要ではないかと思います。

注文住宅の資産価値は土地と共に作り込んで行くものです。
理想の住宅が手に入れられるだけでなく、資産価値を考慮して住宅を建築できるのも注文住宅ならではの醍醐味です。
人生の中で最も高い買い物と言われる住宅購入だからこそ後悔したくないものです。
後で後悔しないためにも、注文住宅で資産価値を高める家づくりを検討してみては如何でしょうか。