自宅の売却を検討し始めた際に一番大切なこと、それは自宅の相場をしっかりと把握することです。自宅の相場を把握していないと、的外れな価格を設定してしまったり、不動産仲介会社に足元をすくわれて相場よりも安く売却してしまったり、様々なデメリットが生じてしまう可能性があります。その点、近年ではインターネットの普及により不動産価格の透明化などが進み、自身でもある程度の価格を知ることができます。
それでも幾分不安のある方は不動産仲介会社に査定の依頼をして、算出してもらった価格を基に別の不動産仲介会社にも査定の依頼をして査定価格の比較をすることをおすすめします。また、不動産の売却には売れやすい時期、売れにくい時期というものが存在します。この記事では不動産の売買に適した時期や「家を売る際の流れ」についてもご紹介していきたいと思います。
目次
1)家を売る時の流れ |
1)家を売る時の流れ
まず、家を売る時の流れを整理すると、おおむね下記の流れとなります。
・家の査定を行い売却価格を決める
家の売却は、売却したい家がいくらで売れるのか、資産価値を把握することから始まります。売却を検討中の方も、すでに売却することを決めている方も、まずは査定をしてみましょう。家の査定は実にさまざまな角度から調査を行い、周辺の「成約事例」や「売出事例」、市場の動向やエリアの特性などを考慮した上で査定価格が算出されます。
・不動産仲介会社を決めて媒介契約を結ぶ
不動産仲介会社が算出した査定価格の説明を受け、売却活動の内容について確認します。これらに十分納得できたところで、不動産仲介会社と媒介契約を締結します。
・買い手を探す(売却活動)
ネットへの掲載やSNSでの情報配信、紙媒体での掲載などさまざまな売却活動を通して購入希望者を探します。同時に内覧希望者には実際に物件を見学してもらいます。
・買い手と売買契約を結ぶ
不動産購入希望者から「購入申込書」を受領し、価格や引渡し等の条件について調整や確認を行います。売主、買主間で合意に至ると、契約にあたって必要な書類を用意し、不動産売買契約を交わします。この契約はとても重要な契約となりますので、内容をしっかりと理解した上で契約を締結する必要があります。
・決済と引き渡し
売買契約を締結すると家を買主に引渡せる状態にする必要があります。契約で定めた内容に沿って不動産の引渡しを行います。残代金の受領日までに公共料金の清算や引越しを済ませ、残代金の受領と同時に物件(鍵)の引渡しを行い、売却手続きが完了します。



ただし、耐震性などの住宅性能に問題がなく内装やリノベーションもきちんと行っている場合はこの限りではありません。また、市場の動きというものも家の価値を大きく左右することがあります。例えば、「再開発」「景気動向」など、不動産価値には外的要因が大きな影響を与えることもあるのです。それでは、家の相場感を調べるにはどのようにしたら良いでしょうか。
【家の相場感を調べる一般的な方法】
・一括査定サイトを使う
・不動産仲介会社への査定依頼
・販売されている類似物件の価格を調べる
不動産仲介会社によって査定金額は異なりますが、おおよその相場感は数社に依頼すれば把握できます。
3)不動産売却に適した時期
前述した通り、不動産の価値は外的要因で大きく左右されることがあります。しかし、それ以外でも通年を通して売れやすい時期や売れにくい時期があることはご存知でしょうか。一般的には引っ越しシーズンの2月~3月は不動産は売りやすいとされており、逆に7月~8月は閑散期と言われています。従って売れにくい時期に高めの価格設定をして売れ残ってしまうということもあるので注意が必要です。
