sumuzuの注文住宅と土地探しに関する記事

不動産テックで不動産取引は今後どう変わるか?

 

1.はじめに

昨今、ITを活用してX-TECH(クロステック)で新たな価値や仕組みを提供する動きが急速に進んでいます。スマホ決済や仮想通貨に代表される「フィンテック」、自動運転を巡って競争激化している「オートテック」、その他「リテールテック」「アドテック」「アグリテック」など、あらゆる産業で、新たなプレーヤーが業界の垣根を越えてサービスを提供し始めています。不動産テック=Realestate Tech も注目されている産業の一つで、さまざまなカテゴリで多くのプレーヤーが誕生し過熱しています。今回は、不動産テックの現状と今後の動向について考察してみました。

2.不動産テックとは

不動産テック(Prop Tech、ReTech:Real Estate Techとも呼ぶ)とは、不動産×テクノロジーの略であり、テクノロジーの力によって、不動産に関わる業界課題や従来の商習慣を変えようとする価値や仕組みのことを示しています。
※一般社団法人 不動産テック協会より引用

3.不動産テックのカテゴリー

一般社団法人 不動産テック協会発表の不動産テックカオスマップ(第5版)では、下記の12のカテゴリーに分類されています。

■ AR・VR
VR・ARの機器を活用したサービス、VR・AR化するためのデータ加工に関連したサービス 

■ IoT
ネットワークに接続される何らかのデバイスで、不動産に設置、内蔵されるもの。また、その機器から得られたデータ等を分析するサービス

■ スペースシェアリング
短期〜中長期で不動産や空きスペースをシェアするサービス、もしくはそのマッチングを行うサービス

■ リフォーム・リノベーション
リフォーム・リノベーションの企画設計施工、Webプラットホーム上でリフォーム業者のマッチングを提供するサービス

■ 不動産情報
物件情報を除く、不動産に関連するデータを提供・分析するサービス

■ 仲介業務支援
不動産売買・賃貸の仲介業務の支援サービス、ツール

■ 管理業務支援
不動産管理会社等の主にPM業務の効率化のための支援サービス、ツール

■ ローン・保証
不動産取得に関するローン、保証サービスを提供、仲介、比較をしているサービス

■ クラウドファンディング
個人を中心とした複数投資者から、webプラットホームで資金を集め、不動産へ投融資を行う、もしくは不動産事業を目的とした資金需要者と提供者をマッチングさせるサービス

■ 価格可視化・査定
様々なデータ等を用いて、不動産価格、賃料の査定、その将来見通しなどを行うサービス、ツール

■ マッチング
物件所有者と利用者、労働力と業務などをマッチングさせるサービス(シェアリング、リフォームリノベーション関連は除くマッチング)

■ 物件情報・メディア
物件情報を集約して掲載するサービスやプラットフォーム、もしくは不動産に関連するメディア全般

4.注目される不動産テック

各サービスのカテゴリーには、業界の垣根を越えて多くのプレーヤーが参入していると共に、スペースシェアリングのカテゴリーに属している「Airbnb」「WeWork」「OYO LIFE」など、海外から日本市場に進出している企業も増えてきています。それだけ、海外のプレーヤーが日本の不動産市場に注目しているとも言えます。最近では、ソフトバンクの「Compass」への大型出資なども話題になったことなど、X-TECHの中でも不動産テックの注目ぶりが伺えます。フィンテックにより、決済サービスや資産運用、さらには仮想通貨などイノベーションが起こりさまざまな革新的なサービスが生み出されているように、不動産テックも成長性が高い市場と言われており、今後ますます成熟して革新的なサービスが続々と誕生することが期待されます。

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5.不動産テックの動向

日本では不動産テックに多くの企業が参入しテクノロジーを駆使した新たなサービスが登場し始めていますが、不動産テック先進国であると言われる米国では、既に次のステージに進んでいると言われています。日本の不動産テックと言えばポータルサイトなどを中心としたマーケットプレイスが主流ですが、米国ではマーケットプレイスから実業への転換が進んでいると言われています。分かりやすく言えば、Amazonがネットの世界だけでなく実店舗を構えるようなことが不動産テック業界にも起こっているといったイメージです。不動産テックは、これから成長して実業との共存、今までのアナログ的な業務の良さとデジタル業務の良さを融合させたサービスなど、テクノロジーが取り入れられることによりユーザーや事業者に質の高いサービスを提供できるように進化して行くことになるでしょう。

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6.まとめ

例えば、不動産を購入する時に、テクノロジーを駆使することによって、希望の物件が簡単に見つかって、他物件とあらゆる情報から比較できて、さらに現地に行かなくても内見が体験できて、信頼できる取引や契約をより安全かつ簡単にできるようになれば、安心・安全な不動産取引が実現するだけではなく、今でも海外から注目されている日本の不動産市場の人気はますます上昇し、さらに価値も高く評価されて大きな注目を浴びるなんてことも起こるかもしれないでしょう。不動産テックにはそれだけのポテンシャルや可能性を秘めているのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

渡辺 知哉

設計事務所・大手ハウスメーカー・不動産ベンチャーを渡り歩き、ランディックスにジョイン。 設計事務所時代は戸建住宅をメインに設計しつつ、その他はビル・マンション・オフィス・ショップ等広く設計業務を担当。 ハウスメーカーでは営業・設計・IC業務を兼務。ベンチャーではリノベーションのワンストップサービス業務を担当。営業・設計の両面からサポートします。